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カバー力と多機能化で安心ドライブをサポート
特に基本性能を重視したモデルでは、記録範囲を拡大した360度モデルが普及するとともに、前後2カメラのスタンダードモデルもワイド化が進むなど、カバー力の強化は見どころ。交通トラブルの多くが左右方向から起こっていることを考えると、正しい進化の結果と言える。

スタンダード機ながら対角168°の超ワイドレンズによるカバー力の強化が行われている。
特にスタンダード機に位置付けられる前後2カメラモデルは、多くのユーザーが安心して使えるモデルを目指している。そのため記録画質は前後ともに200万画素のフルHDに設定され、さらに夜間撮影能力を高めるSTARVISを搭載。また、前後カメラには対角168度の超広角レンズを装着するため、フロントガラス左右の隅までしっかりと記録できるものなど、基本性能をキッチリ抑えているのが特徴だ。

前方と室内向けに180度広角のカメラを2台設置。さらにオプションとしてフルHD200万画素のリヤカメラを追加することができる。
さらに運転席や助手席の両サイドもカバーする360度モデルは、交通トラブルの記録を目的としたドラレコで人気のモデル。しかし、車両後方が遠くなってしまうため、煽り被害や追突などの状況を鮮明に記録できないという弱点も存在している。その点をカバーするためリヤカメラを組み合わせるなど、対策もしっかりと行われている。
最新のカーデザインに合わせた設計の変更
また、最近のクルマでは、車両中央にセンサーがマウントされており、さらに黒いセラミックのドットが施されているものも少なくない。こうした車両はドラレコを装着しにくいという声も多いのが実情だ。そこで本体を縦長にデザインし、セラミックドット部に貼りつけながら、カメラレンズはドットを回避できる形状。電源などのケーブル類も専用のケーブル隠しが備わっているため、ダラリと垂れ下がってしまう心配がないのも魅力。

フロントのカメラやセンサーの張り出しやセラミックドットを考慮した設計となっている。
多角化した市場のニーズを捉えつつ、時代に合わせたデザインを取り入れていることにも注目しておきたい。
デジタルミラーで安心スペックを上乗せ
加えて、昨年に引き続き人気アイテムのデジタルミラーと組み合わせたモデルなど、デジタル機器としての進化系も充実も見どころ。安全安心なドライブをサポートするドラレコだけに、充実スペックは選択基準のひとつにもなり得るわけだ。

本体に組み込まれた360度カメラに加え、前後独立したフルHDカメラもプラスした、まさにフルスペックモデルだ。