トヨタは新型の電動クロスオーバーを3月12日にワールドプレミアすることを発表するとともに、そのティザービデオを初公開した。
同社は、中央ヨーロッパ時間で3月12日0時1分に「まったく新しくエキサイティングで驚きのBEV」する。それに先駆けて、このたび1枚のティーザー画像とビデオを公開した。詳細は明かされていないが、2022年に公開された流線型の電動クロスオーバークーペである「bZコンパクトSUVコンセプト」の量産型となることは濃厚だ。

ティザーイメージからは、洗練されたファストバック形状と曲線的なヒップとフロントフェンダーが特徴であることがわかる。ルーフラインは低いが、最低地上高は十分にありそうで、トヨタが言及している「高められたドライビングダイナミクス」を実現しているようだ。同社はまた、「驚くべきスペースと快適さ、多用途性」を約束し、強い感情的魅力を持つと断言している。
この新型クロスオーバーの名前については言及していないが、最近の報道から判断すると、量産型には「bZ」という名前にならない可能性が高い。なぜなら、兄貴分であるbZ4Xでさえ今年後半には数字と文字を捨て、より理にかなったものにすると噂されているからだ。

技術仕様についても現段階では不明だが、コンセプトカーの寸法を見ればサイズ感はわかる。bZコンパクトSUVの全長は4.54m(178.7インチ)、全高は1.56m(61.4インチ)であると発表していた。量産バージョンがこれらの数値を維持する場合、bZ4X よりも152mm(6インチ)短く、90mm (3.5インチ)低くなる。
また、パワースペックやバッテリー容量は明らかにされていないが、新型クロスオーバーよりも小型のトヨタの新型電動コンパクトSUVのアーバンクルーザーには、49kWhと61kWhのバッテリーパックを積んでいることも参考になりそうだ。
発売次期は不明だが、トヨタのEV事業に大きな弾みをつけることになるかもしれない。










