トランプ関税で米国販売危機も…アウディ「A6セダン」新型、4月15日発表決定!

アウディ A6 セダン新型 ティザーイメージ
アウディは、4月15日の公式デビューに先駆け、内燃機関A6セダン新型のティザーイメージをリリースした。

クラス最高のインテリア品質をめざす新型A6

アウディ A6 アバント 新型

アウディは、トランプ政権が決定した25%の自動車関税に対処するため、米国へのすべての車両出荷を停止しており、現時点ではもっと重要な問題を抱えている。しかし、そのドラマが展開する一方で、同社は4月15日にデビュー予定のガソリン駆動のA6セダンの次世代を予告した。

アウディ A6 セダン新型 ティザーイメージ

アウディは当初、全電気自動車には偶数番号を付け、内燃機関車には奇数番号を付けるという命名戦略を計画。内燃機関のA6の後継車をA7と改名し、完全電動のA6 e-tronと区別する予定だった。しかし、再び命名戦略を変更し、新型モデルでお馴染みのA6バッジを維持できるようにした経緯がある。

3月にはA6アバント新型が公式デビューしており、エクステリアデザインの3/4は判明している。大きな違いは後部にあり、セダンは幅広のLEDライトストリップなど独自のデザインを取り入れている。

内装は、両方のボディスタイルでレイアウトはほぼ同じだが、アバントのより広くて実用的な荷物スペースがセダンでは犠牲になる。キャビンは、従来のインストルメントクラスターと、インフォテインメントシステムの代わりに大型スクリーンを備え、乗員の前に補助スクリーンを備えた、すっきりとしたハイテクなデザインが特徴だ。
アウディは、品質の低下に対する批判を受けて、クラス最高の内装に対する評判を取り戻すことを目指していると述べており、期待が高まる。

新型A6セダンのエンジンは、アバントに導入されたものと同じものを採用、最高出力204ps/150kWを発揮する2.0リットルTFSI直列 4気筒ガソリンエンジンと、最高出力367ps/270kWを発揮する3.0リットルTFSI  V6ガソリンユニットなどがラインアップされる。

注目は、より強力なS6の派生モデルがラインナップに加わるのか、あるいはV8またはプラグインハイブリッドV6が搭載されると噂されている高性能RS6がセダンに設定されるかだろう。

新型A6セダンの販売は、今年の第3四半期に欧州およびその他の市場で開始される予定だが、その後米国でも販売が開始されるかどうかも注目される。

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1965年東京文京区生まれ・世田谷区在住。INS通信社を経て1996年に独立し、車ニュース配信会社アポロニュー…