
BMWは以前から、特定の日付で内燃機関車の生産を中止するつもりはないと述べてきた。BMWグループのデザインディレクター、エイドリアン・ファン・ホーイドンク氏は最近、ノイエ・クラッセEVのデザインと、キャビンクオリティの多くが、電気自動車から、内燃機関車やクロスオーバー車に転用されるだろうと語っている。

また、「EVへの大きな取り組み、これらの技術、そしてこのデザイン言語は、当社の内燃機関車を含む全製品ポートフォリオに反映されます。顧客にとって難しいことではありません。全員が最新のBMWを手に入れ、ドライブトレインを選択できるようになります」と付け加えている。
同氏の言葉は、このノイエ・クラッセ3シリーズICE駆動バージョンのスパイショットで証明されたと言っていいだろう。このモデルはEVと実質的に同一のデザインを特徴としているが、名前が異なる。完全電気モデルはi3と呼ばれると思われるが、ガソリンモデルは“3シリーズ”と命名される可能性が高いことがわかった。
また、i3 EVバージョンは、今年後半に電気SUV iX3で初めて量産される同じ“ノイエ・クラッセ”プラットフォームを採用しているが、ICEモデルは現在のCLARアーキテクチャを維持しながら、NKデザインの特徴を取り入れたものになると考えられている。
ニュルで捉えられたプロトタイプは、新型iX3と新型X5の両方のプロトタイプに搭載されているものと同じ一体型ヘッドライトを備えている。今のところ、デュアルキドニーグリルは鮮明に露出させておらず、中央に隠れさせている。また、色付きのブレーキキャリパーを装備、後部バンパーにはクワッドエキゾーストパイプがインストールされていることから、よりダイナミックでスポーティなシャーシセットアップを備えているM350ではないかと思われる。
i3セダンと2028年型電気自動車M3のこれまでのスパイショットから、EV車には、ほぼ水平なベルトラインと、後部ドアの中央に前方に傾いたピラーがあることが分かっている。しかし、ニュルで目撃されたプロトタイプは、ベルトラインがキックアップしていることがわかる。
内燃機関搭載の3シリーズは、i3のインテリアスタイルとレイアウトをほぼ反映したものになると予想されている。 BMWが過去数年間、そして今年1月のCESでさまざまなコンセプトを示してきたことから、それは従来のゲージパックの代わりに、完全にカスタマイズ可能なピラーツーピラーのヘッドアップディスプレイと、ダッシュボードの中央に固定された、より従来的なタブレットタッチスクリーンを意味している。
ボンネットの下には、2.0L 直列4気筒、M340 / M350用の3.0L 直列6気筒、複数のPHEVオプション、そして後にはマイルドハイブリッドの直列6気筒M3などがラインアップされるだろう。
3シリーズ次期型のワールドプレミアは、2026年内だが、発売は2027年になりそうだ。










