
初代RX-7は、1978年に発売、高性能スポーツカーとして人気を博した。最終モデルとなる第3世代は、1991年に登場、2003年に惜しまれつつも生産終了となり、25年の歴史に幕を閉じている。そしてついに、23年の時を経て後継モデルが投入されそうなのだ。

気になる量産型デザインだが、2023年の『ジャパンモビリティショー2023』で話題となった“アイコニックSP”にインスピレーションを得た、シンプルながら、無駄のない流美なデザインフォルムが特徴となるだろう。フロントエンドには、マツダデザインの特徴である六角形のグリルを装備、大きくえぐられた両サイド部分にディフューザーが配されるようだ。
釣り上がったシャープなヘッドライトの内部には、最新のマツダ 6eに似た、逆L字のLEDデイタイムランニングライトセットアップが配置される。ドアノブは従来のものとは差別化されてスポーツカーらしいウインドウマウントタイプに、またサイドスカートは前面に押し出したデザインが予想される。
後部では、アクティブリヤスポイラーの装着が期待される。同社が特許申請をした際の特許画像から見ると、これはテールライトの上部に重なるように配置され、高速になると自動で角度を変えてダウンフォースを生む仕組みのようだ。
さて注目のパワートレインだが、820cc x 2ローターターボに電気モーターの組み合わせで、アイコニックSP同様に縦置きとなるだろう。駆動方式はFRで、最高出力は350psを発揮、ドライサンプの採用で重心がかなり下がることが期待される。またトランスミッションは、6速MTおよび6速ATが提供されそうだ。
ボディサイズは4ドアだったRX-8より小型化され、全長4180mm、全幅1850mm、全高1150mm、ホイールベース2590mmとアイコニックSP同様のサイズ感が予想される。
RX-9の名称が有力とされるRX-7後継スポーツカーの登場は、最速で2026年秋、遅れれば2027年内となると見られている。





