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第3位:シボレー・コルベット
「これで1000万円ちょっと!? バーゲンプライス!」
日本上陸は2020年だけれどデリバリー開始は2021年で、自分を含めた多くのジャーナリストが試乗できたのもこの年なので入れさせてもらった。
電動化の流れが加速する中で、6.2L V8OHV自然吸気という伝統のエンジン形式を守り続けているだけでも感涙ものだし、強大なパワーやトルクだけでなく吹け上がりやサウンドも絶品。その感触が前方からではなく背後から迫ってくるのはスーパーカーそのもの。もちろんミッドシップならではの軽快なターンインと確実なトラクションもありがたい。それでいて普段乗りも難なく受け入れてくれるのはコルベットそのもの。1000万円ちょっとという価格は文句なくバーゲンプライスだ。
第2位:ホンダ・シビック
「強敵揃いのCセグメントの中でもイチオシしたい」
シビックは日本市場に復活した先代も、ターボエンジンの滑らかさや扱いやすさ、しなやかなのにキビキビしたハンドリングなど、1980年代のホンダ車を思わせる走りに好感を抱いていたが、デザインが子供のおもちゃみたいで残念だった。
新型はこの点が一新。シンプルでクリーンなファーストバックスタイルはかっこいいし、インテリアは昔のオーディオを思わせるインパネのメッシュのパネルなどで個性を打ち出すことに成功している。足周りはやや固めになったが、おかげでハンドリングはさらにレベルアップした。強敵が多いCセグメントの中でもイチオシしたくなる逸材だ。
第1位:ルノー・カングー リミテッド ディーゼルMT
「ディーゼルの牧歌的なリズムがデザインや乗り心地にドンピシャ!」
消えゆく車を1位にすることには迷いもあったが、自分にとってダントツで心地良かったのでしかたない。現行カングーの最後の特別仕様車として、まさかディーゼルエンジンとMTの組み合わせが日本にやってくるとは思わなかった。個人的にはデビュー直後にフランスで乗って以来のスペックだったので懐かしくもあったし、カングーにはやっぱりこのパワーユニットが似合っていると実感した。ほんわかしたデザインや優しい乗り心地に、ディーゼルの牧歌的なリズムがドンピシャなのだ。
ただ僕は新型の機能的なデザイン、クルマとしての進化にも興味を持っているので、そちらの上陸にも期待している。
2021年に買って良かったモノ:IKEAの照明
事務所の埋め込み型照明の球切れが多くなり、替えの電球も高いので、思い切って吊り下げ式に変更。テーブルや本棚と同じIKEAで揃えました。部屋の古さをごまかしてくれるし、あちこちくまなく照らせるので気に入っています。