謎のデリバリー会社「ピンポンダッシュ」がヤマハの新型電動アシスト自転車でフードデリバリー!?

ヤマハe-Bike
最近、活況を呈しているスポーツ電動アシスト自転車(e-Bike)の市場に向けて、ヤマハは新たに2台のe-Bikeを3月10日から販売する。フリークスストアとのコラボレーションによってキャンプ仕様とデリバリー仕様、2台のコンセプトモデルを製作するなどユニークな取り組みにも注目。e-Bikeはもはや、単なる移動の手段ではなく、新しいカテゴリーのレジャーとして着実に浸透しつつあるようだ。

ヤマハが新型e-Bike「グラベルバイク」と「クロスバイク」を発売

電動アシスト自転車の先駆者であるヤマハ。1988年に開発を開始し、初めて市販モデルが発売されたのは1993年のことだ。当初はシニア層や子育てママの乗り物といったイメージの強かった電動アシスト自転車だが、普及していくにつれてユーザー層も広がっていき、最近はレジャー用途で使われることも増えてきている。移動を楽にするだけの乗り物ではなく、「楽しさ」という付加価値が人々から認められてきているということだ。

そんな市場に対して、ヤマハは2015年からスポーツ自転車の高い走行性能と電動アシスト機能のメリットを融合させた「YPJシリーズ」を投入。”スポーツ”電動アシスト自転車、いわゆる「e-Bike」のカテゴリーで確固たる人気を博している。

今回発表されたのは、そんなe-Bikeの最新モデルだ。1台目のWABASH RT(ワバッシュ アールティー)」は、砂利道や林道での走行に対応したグラベルe-Bike。ヨーロッパやアメリカでグラベルがブームとなっており、日本でもその兆しがあるそうで、そうした流れを先取りしたモデルといえる。未舗装路で高い走行性能を発揮しつつ、移動が楽しく快適にできる点に注力して開発された。

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WABASH RTの価格は43万8900円。発売は3月10日。

もう1台のCROSSCORE RC(クロスコア アールシー)は、平日の通勤・通学といったコミューティングから週末のレジャーまで幅広く活躍してくれるクロスバイクだ。

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CROSSCORE RCの価格は31万7900円。こちらの発売も3月10日から。

両車はフレームやドライブユニットを共用しており、それ以外のコンポーネントを独自のものとすることでキャラクターを差別化している。

新設計のフレームはバイクメーカーでもあるヤマハの造形理念を踏襲したもの。バッテリーをフレーム内部に搭載したダウンチューブはツインチューブ構造になっており、剛性を確保しつつも限界まで絞り込んでいるのが特徴だ。ドライブユニットのカバーもフレームの構造体として存在しているかのような造形となっている。

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機能と美しさを両立した新フレーム。

ドライブユニットは「PWseries ST」をYPJシリーズで初搭載した。これは従来のユニットから100gの軽量化を果たしつつ、新設計プログラムにより急な登り坂でもしっかりしたトラクションを発揮し、さらに高いケイデンス(クランク回転数)にまで対応するというもの。バッテリーは500Whクラスの大容量タイプを採用し、一充電あたりの走行距離は最大200kmとなっている。フル充電に必要な時間は100Vコンセントで約3.5時間だ。

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軽量化を果たしつつ、最適なアシストを実現するドライブユニット。

WABASH RTの特徴

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WABASH RT

・走りやすく、前方視界も良好なアップライトな「ハンドルグリップポジション」
・荒れた路面でも抑え込みが効く「フレアハンドル」
・オフロード走行時のクッション性を考慮した700x45Cの「ワイドタイヤ」
・ハンドルバーのレバー操作でシート高の調整が可能な「サスペンション付きドロッパーシートポスト」
・外装11段のグラベル専用リヤディレイラー「SHIMANO GRX」
・フレームやフォークの各所に設けられたダボ穴による「拡張性の高さ」

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WABASH RT
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WABASH RT
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WABASH RT
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WABASH RT
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WABASH RTのカラーは「セレスタイトブルー」の1色。

CROSSCORE RCの特徴

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CROSSCORE RC

・ゆったり走れる「アップライトなポジション」
・クッション性とグリップ性を両立する27.5×2.0の「ワイド&セミスリックタイヤ」
・路面の凹凸などの衝撃を吸収するサスペンションフォーク「SR SUNTOUR NEX-E25」・外装9段変速「SHIMANO ALIVIO」
・油圧式ディスクブレーキ「SHIMANO BR-MT200」

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CROSSCORE RC
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CROSSCORE RC
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CROSSCORE RC
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CROSSCORE RCのカラーは3色。こちらはピュアパールホワイト。
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アースカラーのミスティグリーン。
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ビビッドな印象のフレイムオレンジ。

フリークスストアがキャンプ&デリバリーをテーマにカスタマイズ

今回の発表会では、セレクトショップ「FREAK’S STORE(フリークスストア)」とのコラボレーションにより、2台のコンセプトモデルがお披露目された。それがWABASH RTをベースとしたキャンプ仕様と、CROSSCORE RCをベースとしたデリバリー仕様だ。両車は1月21日からフリークスストアの店舗で展示されるので、興味がある方は足を運んでみてはいかがだろうか。

・「CROSSCORE RC」コンセプトモデルの展示店舗: “The Camp“フリークスストア(茨城県古河市中田2268)
・「WABASH RT」コンセプトモデルの展示店舗:フリークスストア渋谷店併設のギャラリー兼キュレーションスペースOPEN STUDIO(東京都渋谷区神南1-13-1)

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キャンプ仕様のWABASH RT。
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サドルバッグは見た目もオシャレ。
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デリバリー仕様のCROSSCORE RC。
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クラシカルなリヤキャリアがいい雰囲気。

ユニークなのはデリバリー仕様の製作にあたり、架空のフードデリバリー会社を「PINPON DASH(ピンポンダッシュ)」を設定し、そのスタッフが着用するユニフォームもデザインし、そのアパレルも販売されること。ジャケットやフーディー、パンツ、キャップ、デリバリーバッグなど多彩なアイテムがそろっているのだが、さすがフリークスストアが手がけただけに、どれもスタイリッシュなものばかり。プロが本気で遊ぶとここまでやるのか、と驚かされてしまいました。アパレルに関しては1月21日からフリークスストア渋谷店、またはフリークスストアオンラインショップで販売予定だ。

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発表会では「ピンポンダッシュ」から司会者にペットボトルの水が届けられるという演出も。
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配達員が使用するユニフォームやデリバリーバッグは実際に購入することが可能。
発表会のトリを飾ったkittoneのライブ。
2020年1月から活動を開始したkittoneは、ヒラノシュンスケさん、ヤマザキユウキさん、HANAさんの3人組。この日は「群青と走る」を含む2曲を披露してくれた。

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