連載
自衛隊新戦力図鑑興味津々の潜水艦

想像より狭くなかった! 海上自衛隊「おやしお」型潜水艦「まきしお」の内部日本を守る陸・海・空自衛隊には、テクノロジーの粋を集めた最新兵器が配備されている。普段はなかなかじっくり見る機会がない最新兵器たち。今回は、「おやしお」型潜水艦。その内部に入ってみた。潜水艦の艦内はどうなっているのだろうか? TEXT◎貝方士英樹(KAIHOSHI Hideki)
https://motor-fan.jp/mf/article/15574/
これはナニ? 地味装備シリーズ①:通常見られない潜水艦の重要装備「錨(アンカー)」に肉迫する!【自衛隊新戦力図鑑|海上自衛隊】海中に潜んだ潜水艦が脅威となるのは発見が難しいから。どこにいるかわからない潜水艦に、いつ攻撃されるかわからないという状態は相手の野心を挫く。潜水艦が抑止力となる考えの根本がこれだろう。今回は、潜水艦が「船」であることを示す装備であることと同時に、その活動を支える使い方にも能力を発揮するはずの「錨(アンカー)」に注目してみたい。 TEXT&PHOTO◎貝方士英樹(KAIHOSHI Hideki)
https://motor-fan.jp/mf/article/97430/護衛艦のすべて

海上自衛隊:もがみ型汎用護衛艦「くまの」就役、島嶼防衛を睨み新鋭艦を増勢・戦力化を進める2022年3月22日、海上自衛隊の新型護衛艦「もがみ」型の2番艦「くまの」が建造メーカーから引き渡され、就役した。本艦は「FFM」という艦種記号で呼ばれ、従来型の護衛艦装備に掃海艦艇の機能を加えたものになる。どのような新鋭艦なのか、見てみよう。 TEXT&PHOTO◎貝方士英樹(KAIHOSHI Hideki)
https://motor-fan.jp/mf/article/47881/
海上自衛隊:護衛艦「あたご」型、弾道ミサイル対処能力(BMD)付与の改修を行なった海自2世代目のイージス艦海上自衛隊のいわゆる「イージス艦」としては「こんごう」型の後続、「まや」型の前身として就役中なのが「あたご」型だ。「こんごう」型より約500トン大型化され、ステルス設計を従来型より発展させた外観が特徴。艦名は京都・愛宕山にちなみ、旧海軍の砲艦や巡洋艦、重巡洋艦などに同名艦を持つ、伝統ある名前を引き継いでいる。 TEXT & PHOTO:貝方士英樹(KAIHOSHI Hideki)
https://motor-fan.jp/mf/article/53529/
就役目前の護衛艦「もがみ」型、フル・ステルスの艦体にバランス良く戦闘力を積み、機雷戦能力も持つ海上自衛隊の汎用護衛艦で現役艦や退役直後の艦などを見てきた。最新鋭の汎用護衛艦では「あさひ」型が最も新しい戦力として就役している。海自の建艦・整備体制は先を見ており、時代に即した使い方ができるさらに新しい汎用護衛艦を準備している。予定通りならこの3月にも就役する。 TEXT&PHOTO◎貝方士英樹(KAIHOSHI Hideki)
https://motor-fan.jp/mf/article/41168/
護衛艦「たかなみ」型、VLSの集約やヘリ運用能力の向上、127mm主砲装備で打撃力強化した汎用護衛艦海上自衛隊の汎用護衛艦は護衛艦隊の骨格となる艦種だ。過去、就役した歴代艦をみると「はつゆき」型、「あさぎり」型、「むらさめ」型、「たかなみ」型、そして新鋭の「あきづき」型や「あさひ」型へと発展してきた。このなかで「たかなみ」型はポスト冷戦型の護衛艦として搭載する装備体系をより強化、より多目的に活動できる機能性を追求した。 TEXT&PHOTO◎貝方士英樹(KAIHOSHI Hideki)
https://motor-fan.jp/mf/article/30136/
「あぶくま」型、汎用護衛艦並みの強力な装備を持つ沿岸用護衛艦沿岸域での警備や防衛、災害対応などを目的に建造された護衛艦「あぶくま」型。沿岸用ながら一般的な護衛艦並みの武装で固め、実用性を高めながら試験的な設計や設備を施した設計でもある。古くはなったが現役を続ける一隻だ。 TEXT&PHOTO◎貝方士英樹(KAIHOSHI Hideki)
https://motor-fan.jp/mf/article/24780/
護衛艦「むらさめ」型、護衛艦隊の中核を成したステルス化と省力化を進めた汎用護衛艦護衛艦「むらさめ」型は、その先代にあたる「はつゆき」「あさぎり」型を代替する汎用護衛艦として平成初期に建造された。ステルス性を取り入れた船体設計や搭載ミサイルを垂直発射方式化したことなどが特徴だが、最大に工夫したのは「省人化・省力化」だった。人材不足のなか、充足しているとはいえない限られた隊員数で多くの艦艇の運用と維持が課題の海上自衛隊の事情と、少子高齢化から逃れられない日本社会の現実問題への試みだった。 TEXT & PHOTO◎貝方士英樹(KAIHOSHI Hideki)
https://motor-fan.jp/mf/article/28618/
海上自衛隊:護衛艦「はつゆき」型、『八八艦隊構想』により建造された基幹・主力汎用護衛艦対潜・対艦・対空戦闘の各能力のバランスをとったのが護衛艦「はつゆき」型。1番艦が1970年代の終わりに起工され、いわゆる「八八艦隊」構想のなかで基幹汎用護衛艦として整備された。ヘリコプターを搭載可能で、主機にガスタービンの採用などが特徴。冷戦期、昭和52年計画以降で20隻の建造・配備(各護衛隊へ5隻ずつ)を計画、結局12隻の建造にとどまる。拡大改良型の後継艦「あさぎり」型とともに長年にわたって護衛艦隊の中核を担った。 TEXT&PHOTO◎貝方士英樹(KAIHOSHI Hideki)
https://motor-fan.jp/mf/article/34447/
艦隊防空、ミサイル防衛を担うイージス艦:海上自衛隊「こんごう」型護衛艦日本を守る陸・海・空自衛隊には、テクノロジーの粋を集めた最新兵器が配備されている。普段はなかなかじっくり見る機会がない最新兵器たち。本連載では、ここでは、そのなかからいくつかを紹介しよう。今回は、海上自衛隊「こんごう」型護衛艦、つまりイージス艦だ。日本の防空を担うイージス艦に迫る。 TEXT&PHOTO◎貝方士英樹(KAIHOSHI Hideki)
https://motor-fan.jp/mf/article/34667/
護衛艦「あきづき」型、防空能力を強化、対潜能力も向上させた新世代汎用護衛艦イージス艦のような多機能レーダーを搭載し、ステルス形状の艦体が特徴の汎用護衛艦「あきづき」型。艦隊の防空艦であるイージス艦が弾道ミサイルの迎撃行動に集中しているとき、そのイージス艦の防空や艦隊の部分的な防空をフォローするのが役目だ。汎用護衛艦でありながら対空戦能力を向上させ、改修により潜水艦を狩る能力もアップさせた。 TEXT & PHOTO◎貝方士英樹(KAIHOSHI Hideki)
https://motor-fan.jp/mf/article/38398/
護衛艦「あさひ」型、対潜水艦戦闘を重視、推進方式も見直した最新鋭の汎用護衛艦前身となる汎用護衛艦「あきづき」型をベースに建造されたのが本艦「あさひ」型。対空戦能力を向上させた「あきづき」型に対して、「あさひ」型は対潜能力を強化している。外観上では「あきづき」とよく似ているが、分散配置した多目的レーダーのアンテナを艦橋上に集中した点が判別点になる。 TEXT&PHOTO◎貝方士英樹(KAIHOSHI Hideki)
https://motor-fan.jp/mf/article/40110/
護衛艦「はたかぜ」型、艦隊防空を担うミサイル護衛艦として長く現役を続け、現在は練習艦に艦対空ミサイルを積み艦隊の防空を担当する海上自衛隊ミサイル護衛艦「はたかぜ」型。前甲板に対空ミサイルランチャーを置いて射界を確保、後甲板はヘリコプターの発着甲板とし対潜戦などでヘリの活用性を上げた。古兵となったが護衛艦の機能性や実用性を具現化した姿は頼もしい。現在は護衛艦籍を離れ練習艦となっている。 TEXT&PHOTO◎貝方士英樹(KAIHOSHI Hideki)
https://motor-fan.jp/mf/article/26082/
サプライズ? 参加リストにない米空母「ロナルド・レーガン」の飛び入り参加が示す現在の世界情勢=国際観艦式2022【自衛隊新戦力図鑑|海上自衛隊】2022年11月6日、海上自衛隊による「令和4年度国際観艦式(国際観艦式2022)」が行なわれた。海自艦艇は20隻、加えて12ヵ国の外国海軍から艦艇18隻が参加した大規模なものだった。従来なら応募した一般参加者を海自艦艇に乗せて行なわれる観艦式だが、コロナ禍により無観客、式典の模様はライブ映像配信という対応が取られた。ロシア・ウクライナ戦時下、台湾危機も懸念される情勢下で行なわれた相模湾での式典は、現在世界のありようを表していた。 TEXT&PHOTO:貝方士英樹(KAIHOSHI Hideki)
https://motor-fan.jp/mf/article/95953/
大手術中? 呉にて護衛艦「かが」空母への改修工事を見る【自衛隊新戦力図鑑|海上自衛隊】現在、ステルス戦闘機F-35Bを搭載・運用可能とする改修工事を受けている海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦「いずも」と「かが」。「いずも」は初期工事と米軍F-35Bの発着艦試験を終え実働中であり、一方の「かが」は艦体形状の変更を含む工事を広島県呉市の造船所で作業中だ。「かが」の様子を見に行った。 TEXT&PHOTO:貝方士英樹(KAIHOSHI Hideki)
https://motor-fan.jp/mf/article/83630/
一角獣? “新世代” ステルス艦「もがみ」型護衛艦が続々登場【自衛隊新戦力図鑑|海上自衛隊】一度見たら忘れない外観。徹底的なステルス処理を施したのは新世代の護衛艦「もがみ」型だ。コンパクトな艦体に従来装備に加え機雷戦能力も盛り込み、多様な任務に対応可能な多機能性が特徴。先進的な設計で省力化・省人化も図る。海上自衛隊はこの、もがみ型を全22隻、整備する計画を進めている。 TEXT&PHOTO:貝方士英樹(KAIHOSHI Hideki)
https://motor-fan.jp/mf/article/91199/輸送艦・掃海艦・海上自衛隊の航空機etc.

「新哨戒艦整備計画」狙いは中国の進出に備える島嶼防衛だ【自衛隊新戦力図鑑|海上自衛隊】海上自衛隊は現在、装備改革を実行中だ。護衛艦「いずも/かが」の『空母化』、イージス艦や汎用護衛艦と潜水艦の増勢、新型艦艇の整備などを行なっている。これら戦闘艦をサポートする後方支援態勢の整備も含まれる総合的な事業だ。計画艦のなかに「新哨戒艦」というものがある。これはナニか? TEXT&PHOTO:貝方士英樹(KAIHOSHI Hideki)
https://motor-fan.jp/mf/article/75051/
「油槽船」有事下での基地間燃料輸送、どのくらいの危険度ならは燃料を運ぶのか? 【自衛隊新戦力図鑑|海上自衛隊】海上自衛隊が進めている装備改革は、前線で活動する護衛艦や潜水艦などを支援する船舶も整備する内容も含まれる。「油槽船(ゆそうせん)」もそのひとつだ。油槽船は海自の基地から基地へ、あるいは海自部隊が展開し必要とする拠点へ燃料を運ぶ「タンカー」だ。 TEXT & PHOTO:貝方士英樹(KAIHOSHI Hideki)
https://motor-fan.jp/mf/article/76440/
海上自衛隊:海の迎撃機、唯一無二の高性能、ミサイル艇「はやぶさ」最高速は約80km/hまさに「海の迎撃機」ともいうべき艦艇が海上自衛隊には存在する。最高速は約80km/h。ミサイル艇「はやぶさ」がそれだ。 TEXT◎貝方士英樹(KAIHOSHI Hideki)
https://motor-fan.jp/mf/article/3050/
英空母「クイーン・エリザベス」が東京湾・浦賀水道で護衛艦「いせ」と並進、『防衛百景』の現場を見に行く:英海軍・海上自衛隊NATO(北大西洋条約機構)加盟国の艦船で打撃群を組んだイギリス海軍の航空母艦「クイーン・エリザベス」は2021年5月に本国を出発。長い航海のあと横須賀の米海軍基地へ入港した。日米を始めとする太平洋沿岸諸国と欧州諸国は共同訓練を行ない、中国を睨む。英空母の出港を観音崎から見送った。 TEXT&PHOTO◎貝方士英樹(KAIHOSHI Hideki)
https://motor-fan.jp/mf/article/11552/
海上自衛隊:UUVで機雷を掃討する「掃海艦『えたじま』」就役、FRP製ボディに鉄の心を乗せる「掃海」とは、機雷など海中の危険物を取り除いて航路を安全にする作業をいう。危険を除去して安全な航路を切り拓くのが掃海艦艇の役目なのだ。海上自衛隊のFRPボディの新造掃海艦「えだじま」とは、どんなフネなのか? TEXT&PHOTO◎貝方士英樹(KAIHOSHI Hideki)
https://motor-fan.jp/mf/article/22602/
トンガへ支援物資を運ぶ 登場時『空母』と騒がれた全通甲板艦のルーツ「輸送艦おおすみ」大型トラックなら50台、90式戦車は約10両の積載が可能!艦首から艦尾まで平坦な甲板(全通甲板)をもつ「輸送艦おおすみ」は、一見するとまるで「空母」のように見えなくもない。しかし、海上自衛隊は「輸送艦」と呼ぶが、その内実は機能別に見ると「揚陸艦」である。その実力について解説する。 TEXT&PHOTO◎貝方士英樹(KAIHOSHI Hideki)
https://motor-fan.jp/mf/article/40285/
航空自衛隊・海上自衛隊:ヘリコプターの能力を見る③「航空輸送」「哨戒」空自と海自のヘリの使い方自衛隊ヘリコプターの能力を見る3回目は「航空輸送」と「哨戒」について、航空自衛隊と海上自衛隊での各々を見てみたい。空自は日本の空を見張るレーダーサイトを全国各地に配置し、各地への人員・物資輸送や基地間連絡などにヘリを使うことが多い。海自も同様、基地間や艦艇間の移動や輸送にヘリを使い、哨戒ヘリでは空から潜水艦を探し出すパトロール飛行も行なう。 TEXT&PHOTO◎貝方士英樹(KAIHOSHI Hideki)
https://motor-fan.jp/mf/article/44923/
ロールス・ロイス製エンジンで航続距離は約4700km! 遭難者を助ける救難飛行艇「US-2」出動事例からみる飛行艇の有用性飛行艇(ひこうてい)とは、文字通り胴体が船のような構造で、水面で離着水できる飛行機のこと。フロート(浮力体、浮舟)を主翼下に備えて水面に浮き、離着水する水上飛行機とは区別される。海上自衛隊はこうした飛行艇を保有・運用している。救難機「US-2」だ。岩国航空基地(山口県)に置いた救難部隊である第71航空隊でUS-2を運用し、出動要請により全国展開する。 TEXT & PHOTO◎貝方士英樹(KAIHOSHI Hideki)
https://motor-fan.jp/mf/article/66962/
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