谷口信輝「新型シエンタ」に試乗。見た目はラテン系だけど乗り味は「しっかりトヨタ車」で不満なし!3列目シートの収納方法は?

今回の谷口信輝さんMF試乗は、話題の新型シエンタだ。普段はレースシーンで活躍する谷口さんが、ミニバンを一般道を試乗したインプレッションは如何に?
撮影協力:袖ケ浦フォレストレースウェイ

谷口信輝「新型シエンタ」をロードインプレッション

今回の谷口信輝さんMF試乗は話題の新型シエンタです。レクサスNXに引き続き、一般道でロードインプレッションしていただきました。普段はレースシーンで活躍する谷口さんが、ミニバンを一般道を試乗したインプレッションは如何に?

今回試乗したのはこちら、新型シエンタ「HYBRID Z E-Four(7人乗り)」です。

トヨタ・シエンタ 全長×全幅×全高:4260mm×1695mm×1695mm ホイールベース:2750mm

今夏に3代目にモデルチェンジした新型シエンタは、全長4260mm、全幅1685mmのコンパクトなサイズはそのまま受け継ぎ、5ナンバーサイズをキープしつつも、3列シート7人乗り(2列シート5人乗りも設定)のコンパクトなミニバンとしての使い勝手を高めている。全高のみ20mm増した1695mmとなっている。

パワートレーンは2種類が設定され、1.5L直列3気筒自然吸気エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッド車と、1.5L3気筒エンジンとダイレクトシフトCVTを組み合わせるガソリン車となる。プラットフォームはトヨタ最新世代のTNGA・GA-Bプラットフォームを採用。ヤリス、ヤリス・クロスと同じプラットフォームだが、共通する部分はボディ前半のみで、シエンタは3列シートを備えるため、ボディ後半は専用となっている。

谷口さん、新型シエンタはどうですか?

谷口さん新型シエンタの印象はいかがですか?
「まず、エクステリが輸入車っぽいデザインなのが面白いですね。1つ前のフィアット・パンダとか、ルノー・カングーとかラテン系のイメージに近いですね。
サイズ感もちょうど良いですよね。ミニバンと軽自動車の間ぐらいの絶妙なサイズで、軽自動車じゃ小さいけど、ミニバンほど大きいというユーザーには向いてますよね。それでいて、室内は広いから、取り回しやすさも考えて、このサイズで十分っていうユーザーは結構多いんじゃないかな?」

3列シートなど使い勝手についてはどうですか?
「3列目シートが2列目シートの下にダイブダウンしてスッポリ収まってしまう収納の仕方はイイですね!このシートの動きは素晴らしい。アイデア賞といった感じだね。
このサイズのクルマだと普段から3列目シートを常用するユーザーは少ないと思うので、使用頻度の少ない3列目シートを普段はスッキリ収納しておいて、荷室を広々使えるのは実用的ですね。普段から3列目を使うユーザーは、ノア・ヴォクシーを選択肢に入れた方がいいかな」

3列目シートを2列目の床下に畳み込んだ状態。このまま、前方に跳ね上げてある2列目シートを復元すれば5人乗りの状態になる。

一般道を走ってみた感想はどうでしょうか?
「エンジンは1.5Lのハイブリッドなので、パワーに不足は無いですね。ミニバン型のスタイリングだけど、けっこう低重心でコーナリングもストレスなかったかな。見た目は輸入車っぽいけど、乗り味は「しっかりトヨタ車」という感じで何も不満はないですね」

「HYBRID Z E-Four」は、1.5L直3エンジン(91ps)+モーター( フロント80ps/リヤ3ps)を搭載する。

「少し気になったのは、回生ブレーキの掛かり方。時々、ドライバーの意に反して、回生ブレーキが強めに掛かる時があるけど、その掛かり方が少し不規則で慣れるまで大変かな。強めの回生ブレーキが掛かる時は、メーターパネルのイラストでもブレーキランプの部分が光るんだけど、同じぐらいのブレーキの掛かり方でも、ランプが点灯する・しない時があって、その規則性がイマイチ掴めなかった。
ただ、一般的なユーザーであれば、乗っていれば慣れてくる部分もあるだろうし、気にならない人は気にならない程度の問題なので、悪くはないけど気になるポイントといったところかな。それ以外は何も不満はないので、クルマの出来栄えとしては良いクルマだと思うよ!」

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