ホンダの北米向け高級車ブランド「アキュラ」が、ホンダ・NSXの最終モデルとなる「NSX type S」の生産を完了させた旨を発表した。NSX type S が製造されていたのは、アメリカ・オハイオ州にあるパフォーマンス・マニュファクチュアリング・センター(PMC)。ゴッサムグレーのマットペイントが施された2代目NSXの最終モデルは、11月17日、350台中350台目のバッジを装着し、2016年に始まったハイブリッド電動スーパーカーの幕を下ろした。
2台目NSXの最終モデルとなった NSX type S は、電動スーパーカーが誇るパフォーマンス性能を底上げし、NSX史上最も速く、最もパワフルで、最も優れたハンドリングを兼ね備えたスーパーカーだ。生産台数はわずか350台に抑えられ、そのうちの300台は米国向けに販売された。
NSX type S のポテンシャルは、ゴッサムグレーのマットメタリックペイント(70台限定)とGT3インスパイアのカーボンファイバー製リアディフューザーによって伺うことができた。そのアグレッシブなルックスに負けず、ツインターボV6+3モーターハイブリッドを組み合わせたスポーツハイブリッドにパワフルなSH-AWD駆動システムを搭載し、圧倒的なパフォーマンス性能を持ち合わせていた。
また、今回の NSX type S の生産終了に合わせて、NSXインスパイアのパフォーマンスセダン「アキュラ TLX type S ・PMCエディション」の限定生産が開始されたことが発表された。NSX由来の3色エクステリアカラーを纏ったモデルが限定生産され、最初に予約を開始したクルバ・レッドと130Rホワイトの2色は瞬く間に予約でいっぱいに。3色目のロングビーチ・ブルーの予約は、12月8日から開始される予定となっている。TLX type S PMCエディションの生産台数は各色100台のみの限定生産だ。詳しくはこちらから。