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新規モデルとして誕生した注目車！
最近のプジョーでは珍しく、先代が存在しない新規モデルとして登場した408。日本では7月1日から販売が開始され、その名の通り３308と508の間を埋める期待のニューモデルだ。
その車体形状はかなり独特で、プジョー自身はそれを「セダンの品格とクーペの美しさにSUVの快適性を融合させたファストバックモデル」と表現している。
4ドアセダンにハッチバックを採用すること自体は、欧州車では珍しくなく、割と昔からあったスタイルだ。ただ、今は世界的にSUVがクルマのスタンダードになっているので、そのスタイルのまま車高を上げてクロスオーバーSUVに仕立てよう、というのは自然な流れなのかもしれない。
そうした背景もあって誕生したプジョー408は、他のどんなクルマにも似ていない。厳密には兄弟車であるシトロエンのC5Xが存在するが、シトロエンが伝統的に能面の如き無機的デザインを好むのに対して、プジョーはブランドのシンボルである獅子のような躍動感をポリシーとしている。
408も、まるで咆哮する猛獣のようなフェイスデザインが採用され、C5 Xともしっかり差別化。どこから見てもすぐにプジョーのクルマだとわかるような個性が備わっている。
ボディサイズは全長4700mm、全幅1850mm、全高1500mm。機械式の立体駐車場に駐める場合、全高よりもむしろ全幅が引っかかりそうだが、車幅制限が1850mm以内であれば問題なし。最小回転半径は5.6mとそれなりに大きいので、状況によってはやや持て余すこともあるだろう。
その一方で、車高を上げている割には空力性能を示すCd値が0.29と思いのほか優秀。高速の巡行性能に優れ、長距離ドライブでこそ本領を発揮するタイプと言えるだろう。
【GT HYBRID】SPECIFICATION
全長×全幅×全高（mm） 4700×1850×1500
室内長×室内幅×室内高（mm） ー
WLTCモード燃費消費量（km/L） 17.1
エンジン排気量・種類 1598cc・直列4気筒DOHCターボ
エンジン最高出力［kW（ps）／rpm］ 132（180）／6000
エンジン最大トルク［Nm／rpm］ 250／1750
モーター最高出力（kW［ps］／rpm） 81［110］／2500
モーター最大トルク（Nm／rpm） 320／500-2500
乗車定員（名） 5
タイヤサイズ 205/55R19
価格 629万円
【GT】SPECIFICATION
全長×全幅×全高（mm） 4700×1850×1500
室内長×室内幅×室内高（mm） ー
WLTCモード燃費消費量（km/L） 16.7
エンジン排気量・種類 1199cc・直列3気筒DOHCターボ
最高出力［kW（ps）／rpm］ 96（130）／5500
最大トルク［Nm／rpm］ 230／1750
乗車定員（名） 5
タイヤサイズ 205/55R19
価格 499万円
シトロエンC5 Xという兄弟車も！
▷プジョー408日本上陸 後編はこちら
STYLEWAGON（スタイルワゴン）2023年10月号より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]
