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高級感あふれる乗り味を叶えた最新技術
新型アルファード&ヴェルファイアは従来比50%もボディ剛性を向上させた。それによりサスペンション性能は高まり、意のままのハンドリングやしっとりとした味わい深い乗り心地、そして高い静粛性を実現したのだ。
剛性アップの要因は多岐に渡る。まずは環状骨格のボディ構造。口形状の構造をB/Cピラーそしてリア開口部に設計し、ねじれ剛性を向上。もちろん材料置換もあり、熱間プレスの15000Mpa級や冷間プレスの1470Mpa級、1180Mpa級の超ハイテン材の使用領域を増やしている。また、高硬度や減衰効果を持つ構造用接着剤を従来の5倍に増量。その量は50mにも及ぶ。同時に溶接打点を増やすことで全体の剛性アップも図った。ボディ後端の床下にはV字型ブレースバーを装備。チーフエンジニアの吉岡氏によれば、オープンカーはルーフがないにも関わらず、スポーツカーにふさわしい剛性を持っており、それらを研究した結果のひとつがV字型ブレースバーであると説明。フロントにはストラットタワーバーも装備し、サスペンション取り付け部では30%もの剛性アップを実現した。さらにサイドステップ部分のサイドロッカーは節のないストレート構造を採用。入力が集中するようなことがなく、全体でいなすことができるボディ構造とした。
ショックアブソーバーでは、アルファードのエグゼクティブラウンジとヴェルファイアの全モデルに周波数感応型(日立アステモ製)を装着しているが、こちらも新開発。シリンダー内に3つのバルブを持ち、微振動の吸収としっかり感など相反性能を追求したもので、特に伸び側の高周波振動と低周波振動ではコントロールバルブを使い分け、高級車にふさわしい乗り心地を提供している。タイヤも専用開発だ。17インチ(225/65)はブリヂストン、18インチ(225/60)はトーヨータイヤ、19インチ(225/55)はダンロップの専用タイヤを装着。17インチはエアボリュームが大きく、サイドウォールの剛性不足が気になるが、2トン以上ある重量級ボディでも腰砕けとならないよう開発。一方19インチは扁平タイヤとなるため、乗り心地が硬くなりがちだが、ネガ要素とならないタイヤを開発をしていた。そしてシートにも工夫がある。ボディとの締結部に防振ブッシュを入れ振動を防ぎ、クッション材も低反発タイプとスラブウレタンのミックス。特に座圧分散性の高いウレタンは座り心地がよく、高級車らしい乗り心地になっている。
ヴェルファイア専用のフロントパフォーマンスブレース
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新型ALPAHRD&VELLFIRE購入ガイド より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]