いまやカスタムシーンの一大ジャンルを築いたと言っても過言ではないオフ系スタイル。アウトドアはもちろんのこと、街乗りでも存在感を発揮するオシャレなルックスは、SUVのみならず、ミニバンやKカーなど、車種を選ばず人気を集めている。ここでは最新のメーカーデモカーから、要となるホイール、オフを楽しむオーナーまでを一挙にピックアップ。あなたもオフをはじめてみては?
リフトアップ量は驚異の6.5インチ!
昨今のアウトドアブームと連動するようにドレスアップ界にもアゲ系のトレンドが押し寄せるなか、その先駆け的な存在であり、よりオフロード指向を強めているのがMASA氏のエルグランドだ。
踏破能力向上に欠かせない車高に関してはサスペンションで4インチ、タイヤ径で2.5インチほど嵩上げされており、ノーマル比でトータル6.5インチ(16センチ強)ものリフトアップを実現。同時にスタビライザーを撤去することによりアシの自由度と追従性を向上させ、サスペンションの減衰力を高めることでネガティブ要素を取り除き、高速域での安定性もキープしている。
ちなみにエルグランドを本格オフローダー化するにあたって最大のアドバンテージとなるのが、前後重量配分に優れたFRベースの4WDであること。前後輪の回転差を無くすセンターデフロック機構も備えており、3.5リットルV6エンジンが発生させる240馬力と相まって、デリカをも超越する踏破能力を発揮するとのこと。
今後はフルバンプ時のタイヤ干渉を軽減するボディリフトも視野に入れているとのことで、これまで以上にストロングスタイルなE51を拝ませてくれそうです!!
純正フロントバンパーの代わりに装着された極太のブルバーには、夜間の視認性を向上させるLEDを多連装する。
少しでもオーバーハングを稼ぐためリアバンパーを外すが、両サイドをブラックアウトさせて違和感を与えない。
ソリッドレーシングのホイールに組み合わせるタイヤは、サイドウォールまで機能するTOYOのオープンカントリーM/T。
自作のリアゲートキャリアにはスコップとスタックボードを常に架装しておくことで、もしもの場合に備えている。
自作のヒッチメンバーはリアゲート直下に配置することで、急斜面における路面との干渉を出来る限り軽減させる。
フルサイズのミニバンにして、ほぼほぼ2シーター状態の車内。荷室には各種工具や牽引ロープが散見される。
リアゲート開口部が大きく、ハードな走行ではボディそのものがねじれてしまうため、タワーバーでボディ補強を施す。
サッカーボールのような岩がゴロゴロと積み重なるロックセクションを、ライン取りを見極めながらスローペースで踏破するのがクローリング。こんな芸当が出来るエルグランド、他には存在しませんよね!?
OWNER MASA0924さん
小誌スタイルワゴンには過去にも何度か登場してくれているMASAさんは、ほとんどのカスタムをDIYでこなしてしまうスゴ腕プライベーターであります!!
SPECIFICATIONS
WHEEL●ソリッドレーシング(16×8.0+35) TIRE●トーヨー・オープンカントリーM/T(255/85) EXTERIOR●ブルバー=ハイラックス用、フェンダーアーチカット、自作ヒッチメンバー TUNING●車高調=RS☆R 他
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STYLEWAGON(スタイルワゴン)2023年11月号より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]
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