流行のアースカラーと無縁の外装色
SUVは、クロカン4WD系からモノコックボディの都市型が主流になり、SUVが成熟化する中、泥とは無縁な高級車の役割も担うようになった。日産エクストレイルも例に漏れず、電動化や先進安全装備の強化なども含めてSUVユーザーの上級志向(高級化)に対応している。一方で、エクストレイルのかつてのタフイメージが薄れていて、「X-TRAIL CRAWLER CONCEPT」は、アメリカが本場の「ロッククローリング」の世界観が表現されている。加えて、コンセプトカーらしく、目立つことも重視し、流行なアースカラーとは無縁のマットピンクと、ピンクとハレーションを起こすというグリーンを組み合わせることで強烈な存在感を放っている。目を惹くオーバーフェンダーは専用開発で、ルーフラックとルーフボックスなどを備え、ラゲッジにはスペアタイヤを用意している。
PHOTO:本間章吾 TEXT:塚田勝弘
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]