ベース車のポテンシャルを最大限に引き出すECUチューン【ジムニー高速化プロジェクト #009】

秘めた能力を開放するブリッツのチューニングECU! 胸のすく走りを生むプログラム

ブリッツはトータルチューニングブランドだが、やはりパワーアップに期待しているユーザーが多いブランドでもある。現在でも過給機を設定していて、実は64ジムニーにもブーストアップ+αをターゲットにした純正置き換え式のタービンが用意されていたりする。その手前の“パワーアップ系”メニューも、『パワコン』『スロコン』といったブースト圧をコントロール→パワーアップを実現するデバイスが設定されている。

体感できるパワー&トルク向上!

確かに『パワコン』『スロコン』は手ごろな価格でパワーアップが果たせるのだが、あくまで純正ECUの制御内という制約が付く。しかしココで紹介する『チューニングECU』は、そのECU自体を見直すことで、より“わかりやすい”パワーアップを実現。64の場合はブーストリミッターをカット、圧を高めてパワーが約15 ps、トルクが約10Nmアップした。しかもコレ、レギュラーガソリンのままで、なのだ! もっとも、悪路など高負荷走行を行う場合は、ハイオクガソリンの使用&プラグの番手アップを推奨しているが。

一方、74シエラの方は『パワコン』『スロコン』の設定はなく、制御にてのパワーアップを狙うならECUチューン一択。コチラはハイオク仕様になるのが前提だが、NAながらシッカリ数値を上乗せ。とりわけ2000回転を超えた辺りからパワーもトルクも明確に盛り上がっているので、常用域でシッカリ体感できるハズだ。

このブリッツの『チューニングECU』、純正仕様だけではなく、同社製エアクリーナー、マフラー装着車両にも対応しているのだ。クルマを総合的にチューニングできる体制を整えているトコロは、さすが総合チューニングブランドのブリッツ、と言うほかないだろう。

ベース車のポテンシャルを最大限に引き出すECU

スピードとブーストのリミッター解除を筆頭に、スロットル、燃料、空燃比、点火、バルブタイミング、トルクコントロールのマップを見直すことで全域パワーアップ&トルクアップを実現。ブリッツ製であればエアクリーナー、NUR SPECマフラー装着車両にも対応。純正ECUを取り外し、書き換えを行う方式。燃料はレギュラー対応だが、高負荷時はハイオクを推奨している。

ジムニー高速化プロジェクト まとめはこちら

HYPER REV(ハイパーレブ) Vol.277 スズキ・ジムニー&ジムニーシエラ No.14より

[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]

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