チューニングで注意すべき点は? マフラーの音量は? 気になることを今すぐ解決!【令和版! 車検の◯と× #001】

ディーラーに任せるのが安心!? 知っておきたい【車検基準】合法チューン&カスタマイズへの道

クルマを楽しむ上で、車検は切っても切れないモノ。“令和”の今は違法状態で乗り続けるのはカッコ悪い! キッチリ車検OKの状態で愛車を楽しみたい!! では、なにが車検NGなのか、なにがOKなのか、改めて確認しておくべき!

気にはなるけど今さら聞けない!? 車検のアレやコレを再確認!

愛車を所有し、一般公道を走行させるために必ず必要となる「車検」。現在、乗用車であれば新車時が3年、その後は3年ごとに車検を受けなければならないのはご存知の通りだ。1995年の法改正以前は、登録から10年が経過した車両はすべて毎年車検となっていたことを考えれば緩和されたとはいえ、費用も時間もかかり、ユーザーにとっては悩ましい問題と言えるだろう。

特にカスタマイズを施している車両に乗っているユーザーに関しては、費用や時間の面だけでなく、今の状態で車検に通るのか通らないかというのも切実な問題である。

そもそも我々が車検と呼んでいるものは「自動車検査登録制度」の略称であり、自動車の安全確保と公害防止、そして個々の自動車を識別することで、財産としても価値を有する自動車の所有者、使用者を判別できるように導入されたもの。特に自動車は時として凶器になる可能性も秘めたものであるから、走行中に事故を引き起こす可能性がないかどうかは特に重要なポイントとなっているのだ。

ただし、現在の車検でチェックされるポイントはあくまで「現段階で」問題がないかどうかだけ。本誌読者については説明するまでもないとは思うが、〝車検に通った=今後2年間問題なく走行できる〟というわけではなく、その後の日々の点検整備が重要であることは言うまでもない。

この車検時にチェックされるポイントについては当然ながらさまざまな基準があり、車高やボディサイズはもちろんのこと、マフラーの音量やライトなどの灯火類など、非常に数多く事細かな設定がなされている。そのため、カスタマイズが施されている車両に関しては知らず知らずのうちに車検MGとなる部分が存在している可能性も少なくない。実はその基準は車両の年式なども影響するため、AでOKだったカスタマイズがBでもOKとは限らないという点も悩ましい。

ひと昔前であれば、車検のたびにノーマルに戻すいわゆる「車検戻し」をしているユーザーも少なからず存在していたが、令和となった現在ではいちいちそんなことをやっているのは手間も費用もかかってしまうし、何よりもスマートではない。そこで今回は改めて車検に関する疑問点をプロにぶつけてみた。気にはなるけど今さら聞けない、車検に関するアレコレを再確認してみよう。

公認をとれば何でもイケる!?

公認車検とは、一言で言ってしまえば違法改造の部分を正式な手続きを踏むことで合法とすること。“公に認めてもらう“から公認車検というわけである。メジャーな公認車検の例ではエンジンスワップやATからMTへの載せ替えなどがあるが、これらも公認さえ取ってしまえば大手を振って公道を走行することができるのである。

車検はどこでやるのがイイの?

車検を実施する場所の選択肢は多いが、どこでやるのがベストなのだろうか? まず代表的なものがディーラーだろう。ディーラー車検は高いというイメージを持たれがちだが、予防整備的な提案もしてくれるので、長く大切に愛車を乗りたいのであればアリ。プロショップはカスタマイズにも精通しているため、カスタマイズをした上でポイントとなる部分もチェックしてくれるし、整備のついでにカスタマイズをすることもできる。量販店の車検はスピードと手ごろな価格が魅力なので、まずは最低限の整備で出費を抑えたいときに活用したい。

ユーザー車検とは?

ユーザー車検とはユーザー、つまり車両のオーナー自身が車検を受けるために検査場に車両を持ち込んで手続きをすることを指す。自ら持ち込むことで代行手数料などを省くことができるが、検査場は平日しか空いておらず、不適合箇所があると再検査になるなどハードルも高いため、ある程度クルマに精通していないと難しいかもしれない。

※本特集で掲載している車検の情報は、陸運支局ごとの判断などにより見解が異なる場合がありますのでご注意ください。また、 整備不良や不正改造の取り締まりと見解が異なるケースもあるので、ご自身の責任にてカスタマイズを行ってください。

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SUBARU STYLE(スバルスタイル) Vol.9より

[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]

 

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