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盗難被害が拡大中、未対策だと簡単に被害に遭ってしまう
最近の日本国内は、以前と比べ治安が悪化してきている。中でも“闇バイト”といった単語を耳にする機会も多くなってきているはず。車両盗難の被害においても、そんな闇バイトで盗難する車両の目星を付けてから、実際に犯行に及ぶケースもあるのだそう。そんな犯行に対抗すべく、本特集では対策手段や専門ショップの提案プランを紹介する。犯行手段も複雑・高度化している今だからこそ、確実に車両を守る術を知りたいオーナーは一読してみてほしい。
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CANインベーダーとは?

リレーアタックとは?

キーエミュレーターとは?

コードグラバーとは?

悪質・巧妙化する車両盗難、これからどう備えていくべきか?
今年(令和6年)に発生している車両盗難は、11月の時点で昨年の件数を上回る勢いで発生している。この背景には、治安の悪化や最近ニュースなどで耳にすることが増えてきた「闇バイト」なども関連してきているように思う。なかなかに衝撃的なのが、盗難対象とする車両の下見や実行犯として、その闇バイトで募集した人員を導入しているケースもあるということ。これがより悪質になったものが逮捕者がすでに出ている、住居侵入及び傷害等で報道されている事案だ。
犯行グループ側も、盗難ツールの多様化や低価格化により、必要なものは全て持っている場合も少なくないという。特にCANインベーダーに関しては、CAN(車両コントロールを担う中枢部)にアクセス出来てさえしまえば、あっという間に車両が盗まれてしまうという。ここで挙げるのはあくまで一例だが、例えばディスプレイオーディオのUSB差し込み口や運転席シート下のカプラーからCANにアクセスが可能だという。しかも前述の通り、そこに差し込める該当のツールもすでに出回っているのだとか。
このことから、車両盗難は以前と比べ悪質・巧妙化してきている。愛車を守るためには、確実な効力を発揮する、プロショップが提案するセキュリティの導入はほぼマスト。これに加えて、自分でもできる自衛手段(タイヤロックなど)も改めて見直したり、意識改革も合わせて行っていきたい。そう、その全ては自分の大切な愛車を守るために。
ツール類に関し、全てを揃える犯行グループ
これまで判明している盗難手段に使用するツールが、どうやら犯行グループ側が全て所有しているケースが最近検挙される中では増えてきているとのこと。その背景はツールの低価格化や入手のしやすさ、マニュアルの流通など、まさに被害も身近な話なのだ。
実は盗難車両は近所にある⁉︎
盗難された車両は、一時的にコインパーキングに寝かせてから移動をするケースもあるのだそう。もし万が一、愛車が被害に遭ったら警察と連携するだけでなく、怪しき車両を見かけた瞬間に通報という動作も関連づけたい。
住人しか入れない場所からも盗まれる
マンション内の敷地・住居におけるオートロック等のセキュリティすらも突破して車両を盗難するケースもあるなど、大胆不敵さも目立つ犯行グループ。愛車をしっかりと守るために、確実なセキュリティは必須なのだ。

※このデータは警察庁犯罪統計資料と日本損害保険協会発表のデータから、編集部が作成したものとなります。
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STYLE RV(スタイルRV) Vol.180 アルファード&ヴェルファイア No.22より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]