マット使いがキモ! スズキ・スペーシアで車中泊! 寝心地良さは格別!

【車中泊&キャンプの相棒探し Vol.2/スズキ・スペーシア】
前回はトヨタ・アルファードで快適車中泊を満喫したが、今回はミニマムサイズの軽自動車を選択。ミニバンに比べると車室内の狭さや荷物の積載性に不安を抱く人も少なくないが、最近の軽自動車は快適性が驚くほど向上している。ソロキャンや車中泊の相棒として選ぶ人も増え、選択肢も非常に多い。そんな軽自動車の中から選んだのは、スズキの新型スペーシア。

後席座面の傾斜を調整すれば、シートの凸凹は気にならない

全高が高く後席両側にスライドドアを装備する「スーパーハイト」系は、様々なジャンルがひしめく軽自動車のなかでいま人気のモデル。軽自動車=車内が狭いというイメージを覆すほどの居住性を持ち、特に後席の快適性はミニバンやSUVに劣らないほど。そんなスーパーハイトのなかでもいま注目度が高い新型スペーシアで車中泊に行ってきた。

車内空間の広さに定評があるだけに車中泊も絶対向いてる! と思い込んでいたスペーシアだが、まず寝床を作ってみると意外な盲点が。就寝スペースを作るために前席のヘッドレストを外してフルリクライニング。簡単に就寝スペースを確保できたが、全長の長さが少々短い。前席の座面と背面、そして後席の座面を足した長さが約1700mm。子どもが寝転ぶには十分だが、身長170cm前後の大人が寝転ぶにはジャストサイズ。実際横になってみると、足裏がグローブボックスに届きそうな状態だった。また、前席の座面と背面部分にできる段差はそれほど気にならなかったが、後席の座面が後ろに向かって傾いているためマットを使い体勢を整えるように調整した。気になる寝心地は、シュラフ内で身体を少々丸めると思いのほか寝つきは悪くなく、スッキリ眠れた。ただ身体を丸めて寝ている影響か、翌日の起床時に身体が少々ギシギシしている感覚も。とはいえ一晩だけの車中泊であれば、なんら問題ないレベルという感じ。キャンプ好きで、テント泊やコットを使って寝た経験がある人であれば、十分満足できる寝心地だ。

前席を後方へリクライニングし就寝スペースを確保

後席のスライド機能を使って積載性を向上

車中泊したクルマ「スズキ・スペーシア」

【スズキ・スペーシア】での車中泊、編集部的評価は?
リラックス度 ★★★★☆
快眠度    ★★★☆☆
疲れにくい度 ★★★☆☆

今回の宿泊地【秩父定峰清流キャンプ場(埼玉県秩父市)】
天気:晴れ
外気温:就寝時(23時) 4.9°/起床時(6時) 2.5°

車中泊&キャンプの相棒探し まとめはこちら

[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]

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