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8.足腰もタフで屈強だ
路面の凹凸から発生する衝撃を受け止めるサスペンションは、衝撃吸収性の高さ、実用性の高さに配慮し、フロント/ダブルウィッシュボーン、リア/リーフスプリングという構成を採用と、あくまでトラック。乗用車並の乗り心地は望むべからず。ちなみに現行ハイラックスは、利用国で足まわりの味付けが異なっており、日本は製造国であるタイと同じコンフォート系となっている。

9.積むチカラは500㎏
ハイラックスはピックアップトラック。つまり貨物車。キャビンの後ろには貨物スペースが用意されており、最大500㎏まで荷物を積める。空間は床面長1565㎜×開口幅138
0㎜×荷台高480㎜と単純に広い! ボディは防錆仕様の鋼板を採用し、荷台は亜鉛メッキ鋼板で構成と、錆びや腐食対策も万全だ。ちなみにゲート高は845㎜。作業するのに丁度いい高さ。

10.前後列のWキャブ仕様!!
ハイラックスは販売国によりシート数が異なるが、日本導入車は前後座席のダブルキャブ(キャビン)のみ。5人乗車が可能。前後席にアームレストが備わり、後席は6:4分割で座面が持ち上がるため、車内にも荷物が積める。インパネまわりにはメッキ加飾もありと、文字通りのハイラグジュアリー(=ハイラックス)な仕様だ。

11.頼れる安心&安全装備
ハイラックスは安全面も歴代最高レベル。登場時から段階的に安全装備が強化されており、最新版では昼夜で機能する衝突防止のプリクラッシュセーフティのほか、車線はみ出し防止機能、先行車発進告知機能、急発進・急減速抑制機能だけでなく、疲労軽減効果も高い便利なレーダークルーズコントロールも付く!

12.17インチの6穴
純正タイヤ&ホイールは、標準車が17インチ、GRスポーツが18インチ。ともに7.5J+30、265タイヤを装着する。P.C.D.は全車139.7。穴数は6だ。最廉価の「X」のみスチールで、写真の「Z」は渋いダークメタリックのアルミホイールとなる。

13.施錠&解錠
上位2グレードには、トヨタ車全般に採用されているスマートエントリー機能が備わる。キーを携帯しているだけで、取り出す必要なく施錠&解錠が可能。動作完了を知らせるアンサーバック付きで、エンジン始動もボタンを押すだけ。

14.気になる価格は!?
最新のハイラックスは「Z」と「GRスポーツ」の2グレードのみ。価格はジワジワと上昇しており、23年9月時点での情報だが、Zは407万2000円、GRスポーツは431万2000円と、高級車だ。【注意】ハイラックスの新車販売は24年1月末に発覚したディーゼルエンジンの出力試験不正により生産&販売停止となっており、現在購入することはできず……。再開が待たれるところだ。
15.カスタム済みの、もう1つのハイラックス!!Z “GR SPORT”とは!?
「Z」グレードをベースに、専用加飾で豪華路線へと振ったスポーティグレードが「GRスポーツ」だ。専用前後バンパー・TOYOTAロゴグリル・ヘッドライトといった顔まわりを筆頭に、ウインカー付きドアミラーや18インチアルミ、レッドキャリパー、フェンダー、モノチューブダンパーなど、標準の「Z」とはルックスだけでなく機能性も異なる。内装面での違いも多く、シートやステアリング、メーターなどが専用となっている。ボディカラーもパールマイカとブラックマイカの2色のみと、限定的となっている。


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STYLE RV(スタイルRV) Vol.182 トヨタ・ハイラックス No.2 より

[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]