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新型は「Life is an ADVENTURE」がコンセプト
「SUVはオフロードを走るクルマ」と位置付けられていた時代の1994年に、「アウトドアでも街乗りでも楽しい」クロスオーバーSUVの先駆け的存在として登場したRAV4。現行モデルの5代目は、よりアウトドア感を増したタフなイメージの「アドベンチャー」グレードをラインアップするなど、幅広い層に人気のクルマとなった。

今回ワールドプレミアとなった6代目RAV4は、「Life is an ADVENTURE」をコンセプトに、だれもがこのクルマでそれぞれのアクティブな生活を楽しめることを目指して開発された。外観は塊感が強く、5代目よりもさらにオフロード感が増した印象。
シャープなライト周りのデザインはここ最近のトヨタ車らしく先進的だ。
パワートレーンはPHEVとHEVのみ


パワートレーンは、PHEVとHEV(ハイブリッド)で、ガソリンエンジンのみのモデルはないよう。PHEVは前型にもあったが、EV航続距離を従来の95kmから150kmまで向上。モーター出力は12%向上させ、走破性も高めている。また、DC急速充電にも対応し、約30分で満充電の80%までの充電が可能となった。HEVもトランスアクスル、パワーコントロールユニット、電池等の改良により、モーター出力を向上させている。



ADVENTUREやGR SPORTもラインアップ

よりアウトドア志向でタフ感のあるデザインが5代目でも人気だった「ADVENTURE」グレードは6代目にも設定。ワイドトレッド化、ホイール、アーチモール、大型フロントグリルなどが専用装備として用意され、力強さを表現。ノーズピークを高くすることでオフロード感が強いプロポーションを実現している。
GR SPORTは、フロントグリル、前後スポイラー、+20ミリのワイドトレッド化、サスペンション、EPSの専用チューニング、軽量アルミホイールなどが専用装備。市街地、ハイウェイ、ワインディングなどシチュエーションを問わず走る楽しさを味わえるスポーティなモデルになっているようだ。

最新プラットフォームでSDV化が進む
新型RAV4には、ウーブン・バイ・トヨタ株式会社で開発を進めているソフトウェアづくりプラットフォーム「Arene(アリーン)」をトヨタ初採用。これを皮切りに、SDV(Software Defined Vehicle)の開発を本格化していく。トヨタが考えるSDVの提供勝ちは単なるエンターテインメントや利便性にとどまらず、「安全・安心」「交通事故ゼロ」の未来を届けることある。
新型RAV4は、今後グローバルに180以上の国・地域に向け順次発売を開始する。国内での販売は2025年度内を予定。