豊田合成:新漆黒めっきを開発、マツダCX-5が採用

マツダCX-5:フロントグリル周囲のめっき部分が新漆黒めっき(PHOTO:MAZDA)
豊田合成は、「光輝感」と「深みのある黒色」を両立させ、スポーティーなデザインを表現する新しいめっき技術(新漆黒めっき)を開発した。加飾バリエーションの拡充により、多様なデザインニーズに対応する。

新漆黒めっきの開発にあたっては、豊田合成の材料技術を駆使してめっき薬液が改良された。2014年に開発した「漆黒めっき」に比べ、明度を約20%下げるとともに、従来の技術では表現できなかった濃い青味を持たせることで、より深い黒色が実現されている。漆黒めっきとは、特殊な材料の配合により、相反する「黒味」と「光沢感」を両立させたもの。

 なお、本製品はマツダより2021年12月に発売されたCX-5のフロント部に採用されている。

主なめっきバリエーション
[左からサテン・ニュートラル・ダーク・漆黒・新漆黒(開発品)]

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