デンソーが鹿児島県霧島市とICTを活用した連携協定を締結。災害発生時の応急対策および復興などを目的に連携

左:霧島市長 中重真一氏、右:デンソー 自動車&ライフソリューション部長 外岡慎吾氏
デンソーが、鹿児島県霧島市と「災害時におけるICT活用についての連携協力に関する協定」を2月3日に締結したことを発表した。この協定では、大規模災害が発生した際にICTを活用したシステムを構築することで、災害発生時の災害応急対策や復旧・復興を行うことに目的が置かれている。

デンソーと霧島市が締結したこの協定は、大規模災害が発生し長期的な避難が予想される場合に備え、ICTを活用した体制づくりやそれに伴うシステムを構築することで、発災時の効率的な災害応急対策や災害復旧および復興を行うことに目的が置かれている。今後、霧島市が運用している防災アプリ「きりしま防災・行政ナビ」の利活用およびシステム開発などで相互連携が行われる。

「きりしま防災・行政ナビ」は、デンソーの地域情報配信システム「ライフビジョン」を活用したもので、2021年に霧島市に導入されている。カーナビやメーターなどモビリティ製品の開発で培ったノウハウを生かし、誰もが迷わず情報を読み取れるユーザーインターフェースを実現しており、自治体からの情報連絡ツールとして市民の間で活用されている。霧島市には今回さらなる機能の拡張として、避難物資の管理や避難所間の物資マッチングをスムーズに行う仕組みが提供され、効率的な災害対策が実現される。

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