マツダの新8速AT|エンジンとモーターのシームレスな連携[自動車業界60秒ブリーフィング]

マツダの新しい8速ATは、トルクコンバーターを廃し、摩擦式クラッチを採用している。この技術により、機械的なクラッチ操作を完全に自動化し、効率的な発進と高い伝達効率を実現している。

ステップATの内部では、遊星歯車と湿式多板クラッチがギヤ比を変える役割を果たす。この8速ATは、ICEと48V電気モーターを組み合わせたマイルドハイブリッドシステム(MHEV)に対応しており、発進はICE、定常走行はICE、急加速時にはICE+モーター、減速時には回生ブレーキを行う。

特に注目すべきは、ICEとモーターの切り離しを実現し、エンジンブレーキのロスを排除することで、回生効率を最大化している点だ。48Vシステムを用いた世界初の取り組みとされるこの技術は、減速時のエネルギーをバッテリーに効率よく回収する仕組みを備えている。

詳細を読む→ロボットになった変速機|トルクコンバーターのないステップAT

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