アメリカにおける2023年の新車販売は1530万台と予想され、EVは前年比50%増で初めて100万台を超える見込みである。バイデン政権は2030年までに新車販売の50%をEVにする目標を掲げ、多額の補助金でEV普及を後押ししている。しかし、EV市場は高額モデルの需要が頭打ちになり、在庫が増加している。
2021年にはEVの年間販売台数が前年の32万台から66万台に、2022年には98万台に増加したが、2023年には成長が鈍化している。特に高額EVの需要が一巡し、ディーラーではEVの在庫が積み上がっている。2023年4~6月期のEV新車在庫は9万台超、平均在庫日数は92.2日に達した。これに対して、ハイブリッド車(HV)の販売が急速に伸びている。価格が手頃で環境に優しいHVが消費者に好まれているようだ。
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