PHEVモデルは1.5L直4ターボを組み合わせ、総合で408ps以上の最高出力、800Nmの最大トルクを発揮

新型フロンティア プロは、同車は日産として初めて中国で設計・開発・製造されグローバルに輸出されるピックアップトラック。また、フロンティア プロPHEVは、日産で初めてプラグインハイブリッドを搭載したピックアップトラックとなる。

全長5520×全幅1960×全高1950mm、ホイールベース3300mmの寸法を持つボディのエクステリアは、日産のデザインアイコンであるVモーションフロントグリルを継承し、浮遊感のあるレーザー刻印ロゴとLEDヘッドライトを融合させた先進的なデザインを創出。リヤはフルワイド3Dテールライトを採用し、奥行きのある光で圧倒的な存在感を演出している。

インテリアは快適性、安全性、そして上質な体験を兼ね備えた設計。フロントレザーシートには6層構造の通気性の高いクッションが採用された。洗練された質感のスエード素材は耐摩耗性・耐傷性に優れ、快適な乗車体験を実現する。

防音・防振素材を採用して静粛性を高めたキャビンには大型パノラマサンルーフと高品質のオーディオを備え、そのドライブを特別な体験へと昇華させる。広々としたリヤシートは、7種類のモードに切り替え可能。フルフラットラゲッジスペースは最大970L(荷台寸法はL1500×W1600×H490mm)を確保し、乗員の快適性と積載性を両立させている。

フロンティア プロPHEVのパワートレインには、1.5L直列4気筒ターボエンジンと、トランスミッションに搭載された高出力電動モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドを採用。システム全体で300kW(408ps)以上の最高出力と800Nmの最大トルクを発揮し、高いパフォーマンスと優れたエネルギー効率を実現する。中国市場向けには、EV走行時の最大航続距離135kmの達成を目指している。

6kWの高容量インテリジェント外部給電機能も備えており、屋外でのIH料理や照明などのアウトドアユースから、屋外作業の機材の稼働まで、幅広いニーズに対応する。

フロンティア プロは、500Nmの力強いトルクを発揮する第3世代 M9TディーゼルエンジンとZF製8速ATの組み合わせだ。

フロンティア プロは、過酷な地形でも揺るがない安定性を実現すべく開発。ボディとフレームの広範囲に高強度の鋼板を採用し、強固な構造を確保した。外板には100%両面亜鉛メッキ鋼を採用し、アンダーボディには防砂利コーティングを施し、飛び石や破片からしっかり保護する。さらに、25種類の運転支援機能を搭載し、事前に事故を防ぐための警告から万が一の事故発生時の乗員保護まで、あらゆる状況で高い安全性を発揮する。

このたびの発表に際して、中国マネジメントコミッティの議長であるスティーブン・マー氏は次のように述べている。
「『フロンティア プロ』は、中国で生まれ、世界市場を視野に開発されたモデルであり、日産のグローバル戦略における重要なマイルストーンです。来年上半期には輸出を開始し、中国の技術とトレンド創造の楽しさを世界に届けます。今後も日産は鄭州日産の発展を力強く支援し、中国戦略を深化させ、ローカルイノベーションで市場を牽引し、日産の基盤と中国のスピードをもってLCV市場に新たな潮流を築いていきます」