カワイイ見た目と本格オフロード性能を両立、遊び心を刺激するSUVモデル

今ではスペーシアに次いで、スズキの軽として2番目の人気モデルとなったハスラー。軽乗用車全体の販売ランキングでも、2025年上半期では5位に付けている。ちなみに上位4モデルはみな後席スライドドア車だから、ヒンジドア車ナンバー1とも言える。

そんなハスラーは、軽クロスオーバーSUVの先駆モデル。軽ハイトワゴンの“ワゴンR”をベースにSUV化しており、ワゴンRの使い勝手と悪路走破性を両立させている。

ハスラーの美点は、まず乗り降りのしやすさ。運転席の高さは、セダンより高く、スーパーハイトより低く設定。標準的体形の日本人男性なら、乗り降りの際に足腰にはほとんど負担がかからない。

視界が良いのも美点のひとつ。アイポイントが適度に高いため、前方が遠くまで見えるし、窓が四角くて大きいので、斜め後方や真後ろも見やすい。しかもボディも角張っており、ボンネットは端のほうまで見えるため、車両感覚は把握しやすい。これなら運転が苦手な人でも、持て余すことはないはずだ。

室内の使い勝手はワゴンRと同等。後席は左右独立して160㎜スライドさせられるのに加え、背もたれを前に倒すだけで座面も沈み込むダイブダウン機構を採用。フラットなラゲッジスペースがワンアクションで作り出せる。しかも背もたれの裏は樹脂張りなので、泥で汚れても水拭きで掃除ができる。

さらに後席を折りたたみ、前席のヘッドレストを外してフルリクライニングすれば、室内長は2mを越える。ディーラーオプションで段差を埋めるマット(リラックスクッション)やすべての窓を目隠しするサンシェードが用意されており、これらを使えば車中泊仕様も簡単に作れる(サードパーティ製も数多く出ている)。加えて助手席のクッションを持ち上げると、そこに背もたれをほぼ水平まで倒せる。クッション下には取っ手付きのバケツが入っており、キャンプの際に食器を洗い場まで運ぶときに重宝する。

悪路走破性はジムニーにはかなわないものの、最低地上高は180㎜あるので、一般ユーザーが遭遇する程度の雪道や未舗装路、クルマの進入が可能な河原程度なら安心して走れる。特に4WD車には、トラクションコントロール制御を悪路専用に切り替える“グリップコントロール”や滑りやすい急坂を降る際に一定速を保ってくれる“ヒルディセントコントロール”が付いており、悪路に不慣れな人をサポートしてくれる。

パワーユニットは自然吸気とターボの両方が用意され、どちらもマイルドハイブリッドシステムと組み合わされる。WLTCモード燃費はターボの4WD車でも20.8㎞/Lと、ジムニーのAT車の約1.5倍。操縦性能や乗り心地もハスラーはワゴンRとほとんど変わらず、普通の軽自動車から乗り換えても違和感はない。オフロードコースを走るつもりがないなら、ハスラーを選んだほうが多様に使えるし、経済的だ。

  • リアドアの開き方:スイングドア
  • 最小回転半径:4.6m
  • 全高:1680mm
『充実した電源ポート』
助手席足もととラゲッジスペースにはAC100Vコンセントを装備。使える電気製品の幅が広がり、レジャーの際の快適性が大きく向上する。また「HYBRID X」と「タフワイルド」系にはTYPE-CとTYPE-AのUSBポートがそれぞれ備わる。
『ロードクリアランス』
クルマの性格にして十分なロードクリアランスを確保。地上高は180㎜、アプローチアングル29度、デパーチャーアングル50度と、本格クロカンコースも走れるようなスペックを誇っている。
『ハイブリッドシステム』
コンパクトなモーター機能付き発電機を使用したマイルドハイブリッドを搭載。通常時の燃費向上はもちろんのこと、パワーモード使用時にはモーターの出力向上で走行性能を高めている。

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※車両価格と燃費は最低値と最高値、発表は現行車がデビューした時期、販売台数とランキングは2025年1月から9月の統計データ。グレードやオプションランキング内の%は、各メーカーに実施したアンケート調査に基づくデータです(一部編集部おすすめもあり)。衝突被害軽減ブレーキ搭載車は「サポカー」対応になるが、サポカーS対応の場合は、上記の機能がプラスされることで「サポカーSベーシック」「サポカーSベーシック+」「サポカーSワイド」とグレードアップする。

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