BMW i3 50 xDrive

「i3 50 xDrive」のスペックを公開

スウェーデン・アルイェプローグで行われた、フル電動新型セダン「BMW i3」の寒冷地テスト。
BMWは、第6世代の800Vフル電動アーキテクチャー「BMW eDrive(Gen6)」をベースに開発された、「i3 50 xDrive」のスペックを公開した。

新型「BMW 3シリーズ」ワールドプレミアが3月18日に迫るなか、BMWグループは新世代モデル群「ノイエ・クラッセ」第2弾として投入されるフル電動セダン「i3」の寒冷地テストを進めている。i3の生産は2026年後半から開始される予定だ。

今回、「i3 50 xDrive」のスペックも明らかにされており、第6世代の800Vフル電動アーキテクチャー「BMW eDrive(Gen6)」をベースに開発され、フロントにEESM(励磁同期モーター)、リヤにASM(非同期モーター)を搭載。最高システム出力469PS、最大トルク645Nmを発揮し、最大充電出力は400kWに達する。

BMWのノイエ・クラッセ責任者を務めるマイク・ライヒェルトは、新型3シリーズに関して次のように説明を加えた。

「BMW i3は、3シリーズが受け継いできたスポーツセダンの特徴を、まったく新しい車両コンセプトに適用したモデルです。同時にノイエ・クラッセのポテンシャルによって、電動モビリティの従来の限界を新たな領域へと押し広げることになるでしょう」

「i3はスーパーブレイン『ハート・オブ・ジョイ(Heart of Joy)』と、BMWダイナミック・パフォーマンス・コントロールによって構成される制御ユニットが、ドライビングダイナミクスを新たな次元へと引き上げます。現在、量産化に向けて、開発チームはスウェーデンの雪道や凍結した湖上で最終的なシャシーおよび走行性能の微調整を行っているところです」

滑りやすい氷雪路で高い運動性能を発揮

スウェーデン・アルイェプローグで行われた、フル電動新型セダン「BMW i3」の寒冷地テスト。
スーパーブレイン「ハート・オブ・ジョイ」による高度な制御によって、i3は寒冷地テストでも抜群の運動性能を発揮した。

スウェーデン・アルイェプローグのBMW冬季テストセンター行われた、寒冷地テストは、車両開発における重要な行程となる。BMWはスウェーデン北部の厳しい冬季環境で行われる耐久テストを伝統的に実施してきた。雪に覆われた道路や凍結した湖の特設テストコースは、駆動系やサスペンションシステムを評価・調整する理想的な環境を提供する。

電子制御システムに関して、摩擦係数が非常に低い氷雪路を走ることで、エンジニアはシステム同士の相互作用を正確にテストし、分析・最適化することができる。こうした開発の積み重ねが、BMWならではの「駆けぬける歓び」の基盤となる。

新型3シリーズに搭載されるスーパーブレイン「ハート・オブ・ジョイ」は、BMWが自社開発した「BMWダイナミック・パフォーマンス・コントロール」と組み合わせられ、パワートレイン、ブレーキ、ステアリング、そして回生ブレーキを統合的に制御。応答速度は、従来のシステムと比較して約10倍にも達するという。

アルイェプローグの滑りやすい路面において、「ハート・オブ・ジョイ」は俊敏な駆動力を発揮した。前後アクスルに搭載された2基の電動モーターを極めて高速で制御することで、優れた走行安定性を確保。モーターならではの素早いレスポンスにより、あらゆる状況で軽やかで快適な運動性能を実現している。

BMWは、ドイツ・ミュンヘン工場において、新型「BMW i3」のプレ生産仕様の製造を開始した。

次世代3シリーズの電動版となる新型BMW i3のプレ生産スタート「本格生産開始は2026年後半から」

BMWグループのミュンヘン工場において、新型フル電動サルーン「i3」プレ生産仕様の製造が行われた。様々な調整作業をへて、新型i3の本格的な量産は、2026年後半からスタートする予定だ。