Maserati MCPURA
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Maserati MC20

基本的なコンポーネントをキャリーオーバー

マセラティは2025年7月に英国で開催されたグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにおいて、新型ミッドシップスーパースポーツ「MCプーラ」を初公開した。2020年にデビューした「MC20」にフェイスリフトを実施し、合わせて車名を「純粋さ」を意味する「PURA」へと変更している。

MCプーラは、上方に跳ね上がるバタフライドアなど、基本的なコンポーネントをMC20からキャリーオーバー。リヤミッドに、マセラティが自社開発した3.0リッターV型6気筒「ネットゥーノ」ツインターボエンジンを搭載する。

ボディサイズの変更はなく、フロントセクションに開口部を大型化したシャークノーズ形状を採用。また、リヤセクションは「GT2 ストラダーレ」からインスパイアされた新形状のバンパーが導入されており、オプションで大型可変リヤウイングを装着することもできる。

マセラティ MCプーラ

ボディサイズ=全長4669mm×全幅1965mm×全高1224mm
ホイールベース=2700mm
車両重量=1500kg
タイヤサイズ=245/35R20(前)、305/30R20(後)

マセラティ MC20

ボディサイズ=全長4669mm×全幅2178mm(ミラー込み)×全高1224mm
ホイールベース=2700mm
車両重量=1500kg
タイヤサイズ=245/35R20(前)、305/30R20(後)

マセラティが自社開発したV6ツインターボ

リヤミッドに搭載される3.0リッターV型6気筒「ネットゥーノ」ツインターボエンジンは、ドライサンプや高圧燃料噴射、F1由来のプレチャンバー燃焼システムなど、マセラティが持つ高度な技術を惜しげもなく投入。MC20からMCプーラへのアップデートではスペックの変更はなく、最高出力630PS、最大トルク730Nmを発揮する。

マセラティ MCプーラ

エンジン形式=V型6気筒ガソリンターボ
排気量=3000cc
最高出力=630PS/7500rpm
最大トルク=730Nm/3000〜5500rpm
トランスミッション=8速DCT
駆動方式=RWD
最高速度=320km/h
0-100km/h加速=2.9秒

マセラティ MC20

エンジン形式=V型6気筒ガソリンターボ
排気量=3000cc
最高出力=630PS/7500rpm
最大トルク=730Nm/3000〜5500rpm
トランスミッション=8速DCT
駆動方式=RWD
最高速度=325km/h
0-100km/h加速=2.9秒

あえて大きな変化を求めなかったマセラティ

エクステリア以上に刷新されたのがインテリアだろう。メーターナセル内に10.25インチ・デジタルインストルメントクラスター、インフォテインメントを操作する10.25インチ・センターディスプレイの構成は変わらないものの、MCプーラにはシートやトリムに高品質なアルカンターラが積極的に導入されている。

また、レーザーエッチングのスポーツシートには、ヘッドレストにマセラティを象徴するトライデント・ロゴが入れられる。また、GT2レーシングカーをイメージし、リム部にカーボンファイバーを組み込んだフラットボトム形状のスポーツステアリングも採用された。

MC20からMCプーラへのアップデートにあたり、マセラティは大胆な刷新ではなく、あえて熟成というアプローチを選んだ。エクステリアの変更が最小限にとどめられているのも、デビューから5年を経た現在でも高い完成度を保っている証といえるだろう。

一方で、昨今の市場環境を反映してか、価格は471万円もの上昇となった。マセラティのミッドシップスーパースポーツを求めるのであれば、あえてMC20の良質な中古車を探すというのも、現実的な選択肢のひとつだ。

車両本体価格

マセラティ MCプーラ 3135万円
マセラティ MC20 2664万円

「マセラティ MCプーラ」

マセラティの新世代スーパースポーツ「MCプーラ」がグッドウッドでデビュー「MC20の後継に“純粋”を命名」

マセラティが「MC20」の後継モデルとなる「MCプーラ」を2025年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで世界初披露した。エレガンスとパフォーマンス、職人技と革新性を凝縮し、象徴的なネットゥーノV6を核に純粋なるドライビング体験を具現したスーパースポーツカーだ。