加速性を取るか? 実用性を取るか?

海外における初期のテストでは、特に速いわけではないことが既に示唆されていたが、最新のテストでは、200psで同じ出力を発揮するシビックSiおよびシビックハイブリッドとほぼ互角の走りを見せた。

プレリュードの初となる本格的なテスト走行で、いつもの一連のパフォーマンステストを実施。
それによると、0から60mph(時速96km)までを6.5秒で加速。これは、当初の推定値8秒台を大きく上回るものだ。
この結果では、プレリュードは、シビック ハイブリッドより0.3秒遅いタイムとなっている。
ただし、両モデルとも200psのパワートレインを搭載しているのに対し、シビックは6.2秒で加速していることを考慮すると疑問は残る。
4分の1マイルも同様の結果だ。
プレリュードは時速90mph(時速145km)、15.3秒でこの距離を走破した。
不思議なことに、これは同誌が数十年前にテストした1997年式ホンダ プレリュード(5速マニュアル)とほぼ同等のタイムだという。
旧型では5速マニュアルトランスミッションで時速60マイル(96km/h)まで6.9秒で加速し、クォーターマイルを15.4秒で駆け抜け、同じく時速90マイル(145km/h)でフィニッシュラインを通過しているというのだ。
同クラスのシビック ハイブリッドと比較すると、時速92マイル(148km/h)でクォーターマイルを14.9秒で駆け抜け、プレリュードよりもわずかに優位に立っている。
このテストで最も興味深いのは、クルマのS+シフトモードをオンにした時に現れているとのことだ。
この設定では回転数が維持され、ステアリングホイールのパドルが作動し、従来のトランスミッションのフィーリングを模倣しようとする。
S+シフトはクーペの乗り心地をより魅力的にするためのものだが、トルクを一時的に遮断することでギアチェンジをシミュレートする。
これによりシフトチェンジの感覚が生まれるが、同時に車速も若干低下する。
このモードを有効にすると、0~60mph(約96km/h)加速を7.3秒)と記録した。
この遅延は、ギアチェンジの感覚を再現するためにシステムがトルクを一時的にカットするシミュレーションシフトによるものだ。
直線加速は特筆すべき点こそないものの、ハイブリッドプレリュードはシビックタイプRから流用したシャシーコンポーネントのおかげで、コーナー進入時に「抜群の」制動力を発揮すると評されている。
果たしてライバル車と並べて見るとどうだろうか。
トヨタGR86とスバルBRZのツイン、そしてマツダNDロードスターは、いずれも後輪駆動、マニュアルトランスミッション、そして大幅に低価格を実現した正真正銘のスポーツカーだ。
いずれも時速60マイル(約97km/h)到達時間は6.0秒以下と、プレリュードを上回る加速性能を発揮し、プレリュードを0.5秒上回っている。
プレリュードがこれらの魅力的な選択肢に対して持つ主な利点は、その高い実用性と高級感にある。
NDロードスターと比較するとホンダは後部座席が小さく、リフトバック式ハッチバックの下に比較的広い荷室スペースがあるため、一人乗りとしてより使い勝手が良い。
また、プレリュードのインテリアのクオリティと外観は、その追加価格をある程度正当化する大きなアップグレードといえるだろう。
米国で徐々に販売台数を伸ばし始めたプレリュード。
2027年には「タイプS」や「タイプR」の登場も予想されており、期待が高まるばかりだ。




