第6回 ゼロマックス南関東店
2013年から途切れることなく参戦を続けるゼロマックス南関東店。昨年はVABとGVBの2台を持ち込んだ。VABはノーマルエンジンにHKS GTⅢ-RSタービンを装着し、ADVAN A052で1秒344。フルチューンエンジンにGCG G26-660タービンを組み合わせたGVBは、A050 G/Sで0秒281をマークした。
今年の第38回筑波スーパーバトルもVABで参戦予定。仕様変更などは現時点で未定とのこと。
前回の様子はこちら
ZEROMAX MINAMI KANTOU VAB WRX STI

TIME 1’01.344
DRIVER 小西岬
CLASS ストリート-レーシングラジアル-4WD
TIRE ADVAN A052 265/35R18
■車両重量 1472kg
■最高出力 384ps/6000rpm ■最大トルク 50㎏-m/4000rpm
■ HKS GTⅢ-RSタービン ■ブースト 1.6㎏/㎠ ■HKSインタークーラー
■HKS 650ccインジェクター ■サード 燃料ポンプ
■トラスト オイルクーラー
■TPS Design. ラジエーター
■ゼロスポーツ ダイレクトフローエアクリーナー
■HKS フロントパイプ/キャタライザー/スーパーターボマフラーTi
■ゼロマックス南関東店仕様ECU ■HKS EVC7
■ORC 559CCツインクラッチ
■CUSCO RS L.S.D.(1.5way)
■TPS Design.オーリンズDFV車高調サスキット ■ハイパコ スプリング(F&R 14㎏/㎜+ヘルパー)
■ENDLESS Racing MONO 6POTキャリパー/MX72パッド
■ADVAN Racing GT Premium(18×10J inset40)
■ゼロスポーツ エアロキット ■ボルテックス タイプ2GTウイング
従来よりリアを軟らかくしたGTⅢ-RSタービンの384ps仕様

ゼロマックス南関東店が自らVABに課したのは「エンジン本体はノーマルのまま、どこまでタイムを短縮できるか」というチャレンジだ。
ストリート&サーキット仕様として速さを追求し、今回の目標タイムは1分0秒台に設定。S耐に参戦する小西 岬をドライバーに起用し、これまで同店が行ってきたメニューとは違うアプローチで開発を行なってきた。


減衰力、ストローク、バンプラバーなどを見直し、とくにリアを軟らかくすることで突っ張る感じを抑える。そこにフロントをよく動くように合わせ込むことで、バランスを重視したセッティングに変更。それもタイム最優先ではなく、「カスタマーが安心して乗れるハンドリング特性に仕上げる」という条件も加味してきた。

完全には詰めきれていない部分もあったというが、1分1秒344をマーク。
ラジエーターはオリジナル品、ブレーキはエンドレス製で対策
水温が厳しいWRX。ラジエーターは冷却効率に優れたオリジナル品を装着。足まわりもオーリンズベースのオリジナルスペックとなる。今回はセッティングの方向性を変えて挑んだ。
弱点のブレーキはエンドレス製のアイテムで対策済み。GTⅢ-RSタービンで384psを発生。同店のオリジナル現車合わせのECUで、マネジメントしている





この仕様でのメンテナンスは?
→クーリング対策さえ施しておけば

「冷却系など、WRXならではの弱点がありますが、それらを対策品に交換しておけば、普段はオイル交換だけで十分です。もちろんサーキット走行前にはバッド残量やオイル量など各部をチェックしましょう」(ゼロマックス 南関東店 澁澤栄一さん)
ZEROMAX MINAMI KANTOU GVB WRX STI
TIME 1’00.281
DRIVER 澁澤栄一
CLASS ストリート-セミスリック-4WD
TIRE ADVAN A050 G/S F&R:295/35R18

■車両重量 1481kg
■最高出力 420ps/6000rpm ■最大トルク 56㎏-m/4000rpm
■GCG G25-660タービン ■ブースト 1.6kg/㎜
■排気量2123cc
■MAHLE ピストン ■Carrillo コンロッド ■純正加工クランク
■JUNハイカム(IN:260 10㎜リフト EX:264°10.8㎜リフト) ■燃焼室形状修正/容積調整/ヘッド面研
■HKS Rタイプインタークーラー
■800ccインジェクター
■ゼロスポーツ ダイレクトフローエアクリーナー
■HKS フロントパイプ/キャタライザー/ハイパースペックLⅡマフラー
■ゼロマックス南関東店仕様ECU ■HKS EVC
■CUSCO ツインクラッチ/RS L.S.D.(1.5way)
■TEIN MONOFLEX 仕様変更Ver.
■ENDLESS Racing MONO 6POT /CC-Rg パッド
■gramLIGHTS 57Xtreme (18×10.5J inset40)
■TPS Design. GTアンダーウイング ■VOLTEX GTウイング
ワイドバンドでパワーを発生する扱いやすい新タービン

サーキット走行を楽しめ、そのままトラブルなく自走で帰れる。その仕様の提案として、長く熟成されて完成の域にあったデモカーのGVBだが、さらに進化させてきた。

GTX3071からG25-660にタービンを変更。価格や装着の大変さなどの面はあるものの、回り出しはノーマルよりも早く、ワイドバンドでパワーを発生できる。その扱いやすさでストリート仕様にもマッチしながら、係数なしで420psを発生するなど魅力的な性能。

そこに、これまで車両コンセプトから外れる理由で履かなかったG/SコンパウンドのA050を組み合わせた。それも295サイズだ。「ひさしぶりに味わいましたが、G/Sのグリップは凄いです」とドライバーを務めた同店の澁澤栄一メカ。タイムは1分0秒281と、これまでのベストを更新。
タービン変更で420psでも扱いやすい?!
タービンをG25-660に変更。420psという最高出力もさることながら、ノーマルよりも回り出しが早く、街中でも扱いやすいという特性が魅力。だが、装着にはエンジンの脱着が必要となるなど、費用面がややネックではある。今回のタイムアタックは、普段は履かないセミスリックのA050、それもG/Sコンパウンドを装着した。


この仕様でのメンテナンスは?
→パワステも注意点

「GVBはもう10年以上が経過したモデル。オイル交換時には各部の漏れチェックなどは入念に行っています。また、GVBは最近少なくなった油圧式のパワステですが、サーキットではフルードが吹き出すことも。そのため、カスタマーには高温でも性能が高いパワステフルードを薦めています」(ゼロマックス 南関東店 澁澤栄一さん)
■トータルプロショップ ゼロマックス南関東店
神奈川県相模原市南区古淵1-31-16
TEL042-707-0361 https://www.zeromaxminamikantou.co.jp/

