Φ60はピックアップに優れ
Φ70は高回転がパワフル

A-RM Φ60

保安基準適合A-RMのGR86/BRZ用 はΦ60とΦ70があり、いずれもGR86/BRZ Cupプロフェッショナルシリーズ指定部品となっている。税込み価格は14万9600 円。同じく指定部品で2本出しのA-Rは17万4460円だ。(価格は2026年6月現在)

100分の1秒の差で予選順位が大きく変わる超激戦区のGR86/BRZカップ プロフェッショナルシリーズは指定部品として登録された保安基準適合パーツが装着できる。

マフラーもそのひとつで、フジツボでは、シングルのA-RMΦ60とΦ70、2本出しのA-R、計3種類をラインアップ。

道具によって、わずかでも優位に立ちたいという状況下において高いシェアを保っているが、3本すべてを試している佐々木雅弘に、特性の違いを聞いたところ、明解な答えが返ってきた。

まず、Φ60はピックアップに優れたトルク型、それに対し、Φは高回転高出力型で、2本出しのA-Rは両方のよいところを備えているが、サイレンサーが大きく、揺り返しのコーナーが多いサーキットではリアの動きが大きくなって不利となる。

それでも、全開ON/全閉OFFが多いサーキットは2本出しのそれがよく、全開時間が長いサーキットはΦ70、パーシャルスロットルからの全開が多いサーキットはΦ60という図式になるという。

オートポリスのセクター3や富士のセクター3は上りということもあって差がでやすい。鈴鹿も全般にそうだ。

富士はセクター3とストレートのいずれに合わせるかで変わってくるが、カップ車両はスピードリミッター付きという事情もあって、トップスピードへの到達時間が何より重要。そんなわけで、全体的にΦ60の人気が高い。

2速か3速か、3速か4速か、迷うようなコーナーを上のギアで回るときも有利に働く。数値には出ないものの、ドライバーは感じるところが大きい部分。

そういう意味では、マフラーのみ交換、あるいは吸排気のみ、あるいはECU書き換えくらいまでのライトチューニング車両ではA-RMのΦ60が最適といえるかもしれない。


つかポン号に装着してストリート仕様でも確認
ストリート仕様 ノーマルエンジンのGR86でA-RM Φ60を試す

編集長つかポンのGR86にA-RM Φ60を装着。右側の切り欠き部分を埋めるマフラーガーニッシュ(税込み3万5200円)も備えた。日常域は静かだが、ほどよく軽やかでスポーティな音色を奏でる。マフラー自体の軽さも出足や加速やコーナリング時に寄与。

筑波コース1000 ではレーシングドライバーの蘇武喜和が試乗。ピックアップのよさ、パワーバンドの広さを明確に感じ取っている。その確証を得るために、速度リミッターのみ解除の編集長つかポン号にΦ60を装着。ストリートとサーキットで試すことにした。

まず、日常域の音量は静か。しかし、スロットルを開けていくと、控えめながらも軽やかでスポーティなサウンドを奏でる。下方への出っ張りがなく、地上クリアランスもしっかり稼ぎ出せている。

発進や加速では軽さも如実に体感できた。サーキットでは、どこからでも加速が得られ、全域で力強さを感じることができている。リアが軽くなって、運動性も高まった。


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