スロットルコントロール、電動パワーステアリング、シフトの操作性をさらに向上

GR86は、2012年に登場したトヨタ86の系譜を受け継ぎ、軽快なハンドリングと高い運動性能により、FRスポーツカーならではの走る楽しさを身近に味わえるモデルとして、幅広い世代から愛されている。2021年のGR86発売以降、累計約11万台を世界各国に出荷しており、GR専用車種のなかで最も多くの方々に届けたモデルだ。

今回の一部改良では、ボディカラーに「ソリッドグレー」が復活した。このカラーは2017年から約半年間、トヨタ86に期間限定で設定されていた色だ。

インテリアについては、RZグレードにおいて一部のパーツに変更を加え、コックピット全体の質感を向上。スイッチ類は操作しやすいようグリップ性を付与するとともに、光を反射しにくい鋳物ブラック塗装とし、質感を向上するだけでなく、よりドライバーが運転に集中できるように改良を加えている。注文時に選択できるブラック×レッドの内装色は、後期型のトヨタ86を想起させる、赤のアクセントがドライバーを囲むような配色に変更されている。

走りの面でも、FRスポーツカーらしい意のままの走りを強化すべく手が入った。コーナーの出口や、低μ路、ウエット路面、雪道など、繊細な加速のコントロールが必要な場面でも意のままにクルマを操れるよう、スロットルコントロールの制御を変更。ダイレクト感はそのままに踏力と加速がリニアに立ち上がる特性に仕上げたことで、どんなシチュエーションでもスムーズで、自在な運転体験を楽しめる。

また、GR86でのスーパー耐久シリーズへの参戦の経験から、高速コーナーや荒れた路面でのふらつきをなくし、狙ったラインをトレースする正確な操舵を実現できるよう、電動パワーステアリングの制御も変更。ミリ単位のつくり込みを重ね、GR86ならではの低重心からくるコーナリングの鋭さ・楽しさは残しつつ、安心感のある制御を実現している。

さらにMT仕様については、限界域でのコーナー進入をよりスムーズに、ストレスなく実現するため、シフトインターロックの面取りを約0.5mm拡大し、5速から4速へのシフトダウン時の操作性を向上。これにより、減速からターンインまでの流れを途切れさせず、GR86らしい意のままの走りを一層実感できる。

安全性の面では、運転支援システム「アイサイト」を従来の2眼カメラから3眼カメラにアップデート。スポーツカー特有の低い車高にあわせて専用設計したアイサイトに、視界が広角化したステレオカメラに超広角の単眼カメラが加わることで、これまで以上に広い範囲を見渡し、さまざまなシチュエーションでの安全運転を支援する。

このほか、GR86およびBRZのワンメイクレースであるGR86/BRZカップの参戦用車両「GR86 Cup Car Basic」に、AT仕様が設定(12月生産開始予定)されたのもニュース。ユーザーそれぞれの好みに応じたトランスミッションを選べるよう選択肢を用意することで、より多くの方にスポーツ走行の楽しさを提供し、モータースポーツの裾野を広げることを目指し、設定された。

今回の一部改良モデル(ボディカラー:ソリッドグレー)は、8月6日よりミッドランドスクエア(愛知県名古屋市)内、トヨタ自動車ショールームにおいて、9月7日(月)まで展示中。また、同車両は9月12日(土)に富士スピードウェイ(静岡県)で開催される「FUJI 86/BRZ STYLE 2026」の会場に展示される。GRは「FUJI 86/BRZ STYLE 2026」において、オリジナルの86グッズやドリフトのデモラン、試乗など、86に関するさまざまなコンテンツを用意する予定。詳細は特設サイトにて、今後順次公開される。

GR86」モデルラインナップ
・RC:293万6000円(6速MT)
・SZ:319万5000円(6速MT)/329万3000円(6速AT)
・RZ:351万8000円(6速MT)/361万6000円(6速AT)
※価格は消費税込み