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今日は何の日?

■軽乗用ウェイクをベースとした商用バンのハイゼットキャディー

2016年6月13日にデビューした軽商用バン、ダイハツ「ハイゼットキャディー」

2016(平成28)年6月13日、ダイハツから新型の軽商用車「ハイゼットキャディー」が発売された。ハイゼットキャディーは、軽乗用車のスーパーハイトワゴン「ウェイク」をベースにした軽商用バンで、乗用車ベースなので軽商用バン「ハイゼットカーゴ」よりも最大積載量は小さいが、快適性が高められているのが特徴である。

ハイゼットキャディーのベースとなったウェイク

「ハイゼットキャディー」のベースとなったスーパーハイトワゴン「ウェイク」は、2014年11月にデビューした。ウェイクは、スーパーハイトワゴンのパイオニアである「タント」より85mmも上回る背の高さが特徴で、当時の軽乗用車としてはトップとなる室内高と室内空間が実現された。

2014年11月にデビューしたスーパーハイトワゴン、ダイハツ「ウェイク」

スタイリングは、全高の高さを生かしたボクシーフォルムで、サイド後部に設置された縦長のリアクォーターウインドウが特徴。ツートンカラーのバンパー、ウインカーのベゼル、面発光のクリアランスランプ、角張ったデザインの専用エンブレム、LEDヘッドランプなどで個性をアピールした。

2014年11月にデビューしたスーパーハイトワゴン、ダイハツ「ウェイク」

パワートレーンは、最高出力52ps/最大トルク6.1kgmを発揮する660cc 直3 DOHC、64ps/9.4kgmのインタークーラーターボの2種エンジンとCVTの組み合わせで、ダイハツの低燃費技術パッケージ“e:Sテクノロジー”を採用して低燃費化が図られた。駆動方式は、FFおよび4WDが用意された。

2005年1月にデビューしたダイハツ「タント」。スーパーハイトワゴンのパイオニア
2005年1月にデビューしたダイハツ「タント」のボディサイズ

自動緊急ブレーキや誤発進抑制制御、先行車発進お知らせ機能からなる予防安全システム“スマートアシスト”(一部グレード)やVCO(横滑り抑制装置)&TRC(トラクションコントロール)、SRSサイドエアバッグなどの安全装備も充実していた。

ウェイクは、車高を上げるためのボディ強化による重量増しによる燃費悪化、さらにタントより価格が高かったこともあり、当初は順調な販売を続けたが、タントのようなヒットモデルとはならずに2022年8月に生産を終了した。

軽乗用車ベースのボンネット型バン・ハイゼットキャディー

2016年6月13日にデビューした軽商用バン、ダイハツ「ハイゼットキャディー」

2014年6月のこの日にデビューした「ハイゼットキャディー」は、外観はほぼウェイクと同じで荷室空間を確保するため2シーターにしたボンネット型商用バンである。

ダイハツ「ハイゼットキャディー」のコクピット
ダイハツ「ハイゼットキャディー」の室内スペース

ハイゼットキャディーは、軽乗用車で培った広さと使い勝手の良さを追求したFFレイアウトを採用することで、 高い静粛性とゆとりのある運転空間と、一定程度の積載容量を確保した使い勝手の良い荷室を実現したのが特徴である。

ダイハツ「ハイゼットキャディー」の荷室スペース

パワートレーンは、ウェイクと同じ低燃費技術“e:Sテクノロジー“を採用した660cc 直3 DOHC、同エンジンのインタークーラーターボの2種エンジンとCVTの組み合わせ。駆動方式もFFおよび4WDが踏襲された。

安全面では、軽商用車初の衝突回避システム“スマートアシストII”を採用。最大積載量は150kgと少な目だが、積載量よりも乗用車のような運転しやすさや室内の静かさ、安全性が重視された。車両価格は、118.8万~142.02万円(2WD)/131.22万~154.44万円(4WD)に設定。ベースのウェイクよりも約16万円~30万円安価だった。

室内広さをアピールしたハイゼットキャディーだったが、そのアピールはユーザーに届かず、販売は当初から伸び悩み、2021年3月に1代限りで生産を終えた。

ハイゼットカーゴとハイゼットキャディーの関係

「ハイゼットキャディー」には、“ハイゼット”の冠が付いているが、先述の通り「ウェイク」ベースの軽商用バンなので、直接「ハイゼット」とは関係ない別系統の商用車である。

1957年8月にデビューしたダイハツ「ミゼット」

ちなみにハイゼットは、1957年8月に誕生して大ヒットした超小型の3輪トラック「ミゼット」の4輪バージョンとして1960年11月にデビュー。当時は、軽トラや軽バンの需要が高かったことからハイゼットも人気を獲得。現在も販売を続けているダイハツを代表する長寿モデルだ。

2021年12月に誕生したダイハツ11代目「ハイゼットカーゴ」
ダイハツ11代目「ハイゼットカーゴ」のコクピット
ダイハツ11代目「ハイゼットカーゴ」の荷室スペース

この歴史あるハイゼットバンの「ハイゼットカーゴ」は、FRキャブオーバー型バンであり、一方「ハイゼットキャディー」はFFボンネット型バンという違いがある。ダイハツは、この2台の商用バンを並列にしてユーザーに訴求するため、ウェイクベースのキャディーにも、伝統のハイゼットの冠を付けたのだ。

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ハイゼットキャディーは、小さくて軽い荷物(最大積載量150kg)を積載できる手軽な軽商用バンとして登場した。しかし、積載量300kg以上の一般的な軽商用バンを期待するユーザーには、実用面で物足りずに販売が伸びなかったのだろう。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。

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