雨の日ライダーを悩ませる「グローブ問題」

雨の日のバイクは視界や路面状況ばかりに注目が集まりがち。しかし実際に走ってみると、意外とストレスになるのがグローブだ。一般的なライディンググローブは本革や人工皮革を採用していることが多く、濡れるとグリップ力が低下したり(長時間ライドだと握力が落ちて疲労してくる)、着脱で裏返ってしまったりと面倒になったりする。
特に人工皮革は濡れると滑りやすいこともあり、繊細なスロットルやレバー操作に支障をきたす可能性も。また梅雨時期は乾きにくく、翌朝まで湿ったまま……なんて経験がある人も少なくないだろう。そこで面白い発想を持つグローブが今回登場するグローブだ。

見た目はシンプルなMXグローブ風。しかし雨の日ライダーの悩みに対して独自のアプローチを採用している。

“技あり”の正体は手のひらにあった!

最大の特徴は手のひら部分。一般的なライディンググローブで多く採用される本革や人工皮革とは異なり、独特のグリップパターンを持つシリコン系素材を採用している。発想としてはスタッドレスタイヤやマッドテレーンタイヤに近い。水膜や泥を逃がしながらグリップを確保することで、濡れた状態でも滑りにくさを狙っているのだ。さらに接地圧を分散しながら力を伝えることで、スロットルやレバー操作時のコントロール性向上にも貢献。雨の日だけでなく、マディコンディションのオフロード走行などでも効果を発揮する。

独特のグリップパターンを採用した手のひら部分。スタッドレスタイヤのように水膜を逃がしながらグリップ力を確保。濡れた状態でも繊細なスロットルワークやレバー操作をサポートする。

軽くて乾きやすいから予備としても最適

実測重量はわずか94g。比較用として計測した同社のレーシンググローブが394gだったことを考えると驚異的な軽さだ。モトクロスグローブ以上の軽快感があり、長時間の使用でも疲れにくい。また、水を含んでも不快感がなく乾きやすいのも魅力。このあたりはさすが「エンデューロ」向けに開発されたからこそ。ツーリングバッグやシート下へ入れておいても邪魔にならず、「予備グローブ」として携帯するのにも向いている。

耐久性も抜かりなし!考え抜かれたギミックにも注目!

軽量なだけでなく耐久性にもこだわっている。素材にはシリコン製耐熱生地を採用。アメリカの消防隊でも採用されるほど高い耐久性と耐熱性を誇る素材だという。過酷な環境を想定した設計は、バイク用グローブとしても大きな安心材料になる。さらに発色の良いカラーリングも魅力。雨の日専用にするにはもったいないほどスタイリッシュな仕上がりだ。

グリップに触れる部分は二重補強
一番ストレスのかかる親指内側は二重で補強済み。手の甲はポリエステルメッシュなので、汗をかいても乾きやすくサラッとしている。

指先に縫い目がないから操作感もグッド
繊細な操作が求められる指先は、生地をレバーに引っ掛けにくい内縫いでツルンとした感じ。指先の感覚もつかみやすい。

ラバー製プロテクターで指を保護
万一の転倒で手を挟まれた時など、あるとないとでは違ってくるプロテクターを指先に計8か所配置。

ごわつかないソフトな着用感
シリコン状の掌に対して、肌ざわりの良い起毛を採用。裏地があることで接地圧を分散させるメリットもあるそう。

マフラーに触れても溶けない!熱くない!
手のひら側のシリコン素材は直火を当てても溶けない耐熱性。スタック時や救出時にエキゾーストパイプやブレーキローターなどの高温部にに触れても安心

製品情報

MERCURY PRODUCTSマーキュリープロダクツ
エンデューログローブ
6930円
素材:ポリエステルメッシュ/シリコン
カラー:イエロー、オレンジ、レッド、ブルー、グリーン、グレー、カモ
サイズ:S、M、L、XL

【モトチャンプ編集部】