COOLER MASTER(クーラーマスター)……2万1780円(税込)
背面のユニットから発生した冷気を首元・背中・胴体の3箇所に送風







従来の冷却ウェアは、空気を循環させるだけ。もしくは単純に身体を冷やすだけのものが主流。しかし真夏の現場の過酷な熱負荷に対しては、それだけでは不十分。そこで株式会社メカリンクが開発したのが、写真のCOOLER MASTER(クーラーマスター)。
開発陣が着眼したのが、人体のバイオロジー(生物学)とエンジニアリング(工学)の融合。脳への血流をつかさどる「頸部(首周り)」をピンポイントに冷却することで、深部体温の上昇を抑え、発汗と水分消耗を劇的に軽減する独自の技術「Torcosye(Torso Cooling System)」を開発した。
送風と冷却を組み合わせたハイブリッド方式のクーラーマスターは、40℃近い工事現場などでの使用を想定。気温40℃の環境下では、従来のファン付きウェアでは、冷却効果が限定的になるのが大きなネック。
クーラーマスターは外気を取り込んで風を送るファン付きウェアとは異なり、併用した冷却ユニットで生成した冷気を循環させる「ポータブル冷却システム」を採用。メーカーによるテストでは、外気温から最大-14℃の冷却効果(ユニット付近)を実現した。
独自に開発した冷却システム「TorCosys(Torso Cooling System)」は、背面のユニットから発生した冷気を、ウェア内部のエアダクトを通じて首元、背中、胴体の3箇所に送風。冷却空気を循環させることで、体表面温度の上昇を抑制してくれる。
風量は胸元に固定した切り替えスイッチで、3段階の調整が可能。電源は市販の10,000mAhモバイルバッテリー(弱モード時で最大20.5時間連続稼働)1個。“冷気の源”には市販の保冷剤、凍らせたペットボトル、袋入りの氷などを使用する。
ストリートにも馴染むスタイリッシュなデザインもクーラーマスターの魅力。現場作業や屋外作業はもちろん、徒歩や電車での移動、散歩、ウォーキング、アウトドア、レジャーなど多方面で活躍してくれる。
メーカー公式WEBサイト https://www.mecha-link.com/
クーラーマスターのテクノロジー https://www.mecha-link.com/about






COOLER MASTER(クーラーマスター)の快適指数
バイク走行時(予測) ★★★★☆
信号待ち(予測) ★★★★★
冷房の効いた室内 ★★★★★
利便性 ★★★★☆
バイクとの相性 ★★★★★

まずは背部のファスナーを開け、“冷気の源”として市販の保冷剤、凍らせたペットボトル、袋入りの氷などをセット。コンパクトな荷物であれば収納もできる(ただし濡れないようにビニール等に入れる必要あり)。
本体の重量はファンを含めて約750gと超軽量。クーラーマスターは「ベストを着用する」というよりも「リュックを背負う」という感覚に近い。
保冷剤やモバイルバッテリーを収納しても、両肩に負荷を感じることはない。後端に設置された電動ファンの作動音も、耳をすませば聞こえる程度で、周囲に迷惑とならないレベルまで抑制。
同品は外気を取り込んで「汗の気化熱」で涼しさを得るファン付きウェアなどとは異なり、着用した瞬間に冷却効果を体感。各部に設置された送風孔から噴射される冷気が、心地よく身体を冷やしてくれる。
クーラーマスターは背面のユニットから発生した冷気を、ウェア内部のエアダクトを通じて首元、背中、胴体の3箇所に送風するしくみだが、特に頸動脈を冷やす首元への送風機能は高い。
送風量は3段階調整可能だが、展示会場内では風量をMAXにしなくても快適(真夏の屋外や建築現場などではMAXが必須か?)。この点はバッテリーの節約にもなりそうだ。
日除け対策にもなるフードを被れば、首元に吹き付ける冷風が頭部にも行き渡り、冷却効果はさらにアップ。
背部にはメッシュ素材から冷気が染み出す「エアクーリングマット」を採用し、背中の蒸れや発汗を抑制。
なお、クーラーマスターはメンテナンス性も配慮されており、ファンユニットとUSBケーブルを取り外せば、本体はネットに入れて洗濯することも可能だから、清潔さをキープできる。
クーラーマスターはフィット感に優れ、肩や腕など上半身の動きを阻害することがないため、真夏のバイクの乗車にも使えそうだ。
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