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今日は何の日?

■マツダ最後のミニバンとなったスタイリッシュな3代目プレマシー

2010年7月1日にデビューしたマツダ3代目「プレマシー」

2010(平成23)年7月1日、マツダは3代目となるミディアムクラスのミニバン「プレマシー」を発売した。3代目は、デザインテーマ「NAGARE(流れ)」を採用したスタイリッシュなプロポーションと効率的なスペースユーティリティを両立させたミニバンだったが、2018年2月に生産を終えてマツダ最後のミニバンとなった(2026年7月1日現在)。

マツダの「NAGARE(流れ)」コンセプト、アクセラ/Mazda3
マツダの「NAGARE(流れ)」コンセプト、アクセラ/Mazda3

扱いやすさと広い室内空間を両立した初代プレマシー

1999年4月にデビューしたマツダ初代「プレマシー」

「ファミリア」をベースにした5ナンバーサイズのコンパクトなミニバンである初代「プレマシー」は、1999年4月にデビューした。プレマシーは、当時ホンダ「オデッセイ」が火付け役となったセダンのような取り回しの良さと広い室内空間の両立を狙った乗用車ライクなミニバンだった。

コンパクトなボディに3列シートを備えるため、低いフロアを利用した独自のパッケージングを開発。5人乗車の2列シートと7人乗車の3列シートが設定され、未使用時には折り畳んで荷室を拡大でき、シートアレンジの工夫によって車中泊も可能とした。

1999年4月にデビューしたマツダ初代「プレマシー」

パワートレーンは、最高出力135ps/最大トルク16.5kgmを発揮する1.8L 直4 DOHCと電子制御4速ATの組み合わせ、駆動方式はFFと4WDを設定。4WDは、プラネターギア式センターデフとビスカスLSDを組み合わせた本格的なフルタイム方式である。

車両価格159.8万~222.8万円で販売され、ミニバンブームの中ではやや地味な印象だったが、使いやすさと高いユーティリティで堅調な販売を記録した。

3ナンバー化、両側スライドドアで実用性を高めた2代目

2005年2月にデビューしたマツダ2代目「プレマシー」

2005年2月にプレマシーは初めてのモデルチェンジで2代目へと進化した。2代目は、“コミュニケーティブ&ダイナミック”をコンセプトに、ベースモデルが初代「アクセラ」に変更され、初代より全幅を広げた3ナンバーボディとなった。

2005年2月にデビューしたマツダ2代目「プレマシー」

ボディが大きくなることで、2列5人乗車が廃止され、3列シートもそれまでの折り畳み式のものからきちんと座れる3列シートになり、後席ドアはヒンジ式から両側スライドドアに変更され、乗降性や使い勝手が大きく向上した。

マツダ2代目「プレマシー」のコクピット、前後シート他

また、ボディの大型化に合わせて搭載エンジンも最高出力145ps/最大トルク18.5kgmの2.0Lと165ps/21.4kgmの2.3L 直4 DOHCへと排気量を増大させてパワーアップし、より高いレベルで走行性能と室内空間の両立を図った。トランスミッションは先代同様4速AT、駆動方式はFFベースで、同年8月には新たにアクティブトルクカップリング方式のフルタイム4WDが追加された。

車両価格は、174.3万~228.9万円と、初代よりも15万円程度高額になった。

流麗なスタイリングで登場した最後となった3代目

2010年7月1日にデビューしたマツダ3代目「プレマシー」

2代目でコンパクトミニバンからミディアムミニバンとなった「プレマシー」は、2010年7月のこの日に3代目に進化した。ミニバンながらもスタイリッシュなプロポーションとスペースユーティリティの高さを両立させた他、燃費と走りについても熟成度が向上した。

2010年7月1日にデビューしたマツダ3代目「プレマシー」

スタイリングには、当時マツダがコンセプトカーなどで披露していた、水の流れをテーマとし多くの曲線で形成されるエモーショナルなデザインコンセプト「NAGARE(流れ)」が初めて本格的に採用された。ボディには、乗降しやすい大開口の両側スライドドアやユニークな2列目中央席のシートアレンジ機構を備え、ニーズに応じて様々に使える優れたユーティリティも大きな魅力だった。

マツダ3代目「プレマシー」の居住性、乗降性
マツダ3代目「プレマシー」のカラクリシート

エンジンは、当初は先代と同じ最高出力150ps/最大トルク19.0kgmの2.0L 直4 DOHC直噴を搭載、エントリーグレード以外にはマツダ独自のアイドリングストップ“i-stop”が装備された。トランスミッションは5速ATで、駆動方式は当初はFFでスタートしたが、翌8月に先代同様フルタイム4WDが追加された。

マツダ3代目「プレマシー」のラゲッジスペース

車両価格は、179.9万~209.9万円(FF)/210.9万~231.4万円(4WD)に設定された。

2013年1月のマイナーチェンジでは、マツダの先進技術“SKYACTIV”を搭載したグレードがミニバンとして初めて設定された。SKYACTIV車のパワートレーンは、「アクセラ」に搭載されていた2.0L 直4 DOHC直噴DOHC(SKYACTIV-G2.0)と、6速AT(SKYACTIV-DRIVE)の組み合わせで、大幅な燃費向上が実現された。

マツダ3代目「プレマシー」搭載のMZR 2.0LDISI直噴エンジンとi-stop作動イメージ

3代目プレマシーも堅調な販売で滑り出したが、激戦区のミニバン市場では徐々に減速し、2018年2月に生産を終えて、3代続いたプレマシーは歴史の幕を下ろすことになった。

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マツダは、プレマシー以外にも上級指向のスポーティな「MPV」とファミリー志向の「ビアンテ」を投入して善戦はしたものの、ミニバン市場で大きな存在感は示すことはできなかった。結局、3台のミニバンはほぼ同時期に市場から消え、マツダはミニバン市場から撤退、世界的に人気のSUVへ集中することを決断したのだ。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。

2010年7月1日にデビューしたマツダ3代目「プレマシー」

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