Mercedes-AMG CLA 45 4MATIC+

セダンとシューティングブレークをラインナップ

「メルセデス AMG CLA 45 4MATIC+」のエクステリア。
「メルセデス AMG CLA 45 4MATIC+」は、ベースとなったCLAと同様に、セダンとシューティングブレークをラインナップする。

新型「メルセデス AMG CLA 45 4MATIC+」は、最高出力500kW(680PS)を発揮し、0-100km/h加速2.7秒という、このセグメントでは考えられなかったパフォーマンス領域へと到達した。この強烈なパフォーマンスを支えるのが、フロントに1基、リヤに2基を配置した3基のアキシャルフラックスモーターだ。

「メルセデス AMG GT 4ドアクーペ」で量産化された革新的なモーター技術を、メルセデス AMGはCLAにも投入。フルバリアブル全輪駆動システム、アダプティブサスペンション、アクティブエアロダイナミクスを組み合わせることで、圧倒的なパワーを確実に路面へと伝え、ピュアなドライビングプレジャーを実現した。

メルセデス AMG CLA 45 4MATIC+は、CLAとアーキテクチャーを共有。CLAの高い完成度は数多くの第三者機関によって証明されており、2026年の欧州カー・オブ・ザ・イヤーに選出されたほか、2025年のEuro NCAP衝突安全試験ではテスト対象車の中で最も安全性の高いモデルと評価されている。

メルセデスAMG CLA 45 4MATIC+はセダンとシューティングブレークをラインナップし、存在感あふれるデザインとひと目でAMGと分かるスタイリングを採用。最大航続距離は670km(WLTPサイクル)、800Vアーキテクチャーを採用することで、最大330kWの急速充電に対応する。

3基のアキシャルフラックスモーター

「メルセデス AMG CLA 45 4MATIC+」の走行シーン。
フロントに1基、リヤに2基のアキシャルフラックスモーターを搭載し、最高システム出力680PSというスーパースポーツに互するスペックを実現した。

最高レベルのパフォーマンスを追求した「CLA 45 4MATIC+」は、最高システム出力500kW(680PS)を発揮し、スーパースポーツに匹敵する0-100km/h加速2.7秒を実現。この圧倒的なパフォーマンスを支えるのが、3基のアキシャルフラックスモーターによるフル電動駆動システムとなる。

アキシャルフラックスモーター最大の特徴は、電磁束(マグネティックフラックス)がモーターの回転軸と平行に流れる構造にある。「CLA 45 4MATIC+」では、フロントアクスル用モーターの厚さはわずか90mm、リヤアクスル用の2基はそれぞれ80mmという非常にコンパクトな設計を実現した。

各アクスルには高性能電動ドライブユニット「ハイパフォーマンス・エレクトリック・ドライブユニット(HP.EDU)」を搭載。リヤアクスル用「HP.EDU」には2基のアキシャルフラックスモーターが組み込まれ、それぞれコンパクトな単速遊星ギアボックスと共通ハウジング内に収められた。

フロント側の「HP.EDU」は、アキシャルフラックスモーター、スパーギヤ式トランスミッション(パーキングロック内蔵)、液冷式SiCインバーター、ポンプコントロールユニットで構成。フロントモーターは「ブースターモーター」として機能するが、単に追加パワーが必要な場面だけで作動するわけではなく、効率向上のためにも積極的に制御される。

フロントのみで最高出力225kW(360PS)を発揮し、「ディスコネクト・ユニット(DCU)」によって、低負荷時には瞬時に駆動が切り離され、ドラッグ(抵抗)損失を最小限に抑制。一方、加速時や回生ブレーキ時には瞬時に再接続され、最適な駆動力を発揮する。状況に合わせてリヤアクスルのみで走行することも可能となる。

3基の独立したアキシャルフラックスモーターにより、前後アクスル間の駆動トルクを自在に配分。リヤの左右輪それぞれにも個別にトルクを配分するトルクベクタリング機能も備える。これにより、新開発の「AMG パフォーマンス 4MATIC+」フルバリアブル全輪駆動システムを実現した。

大容量リチウムイオンバッテリーを搭載

容量94kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載したこで、セダンは670km超、シューティングブレークは640km超という優れた航続距離が確保された。
容量94kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、セダンは670km超、シューティングブレークは640km超という優れた航続距離が確保された。

「CLA 45 4MATIC+」に搭載されるアキシャルフラックスモーターへ電力を供給するのは、実使用容量94kWhのリチウムイオンバッテリー。クラス最高水準のバッテリー容量を手にしたことで、セダンで670km超、シューティングブレークで640km超という優れた航続距離(WLTPサイクル)を手にした。

バッテリーセルには、グラファイト(黒鉛)に酸化ケイ素(シリコンオキサイド)を混合したアノード(負極)を採用。従来のグラファイト負極を用いたバッテリーと比べて、重量当たりのエネルギー密度が最大20%も向上した。

リチウムイオンバッテリーシステムは、800Vアーキテクチャーを採用。高電圧システムの採用により、配線を軽量化できるため車両重量を抑えられただけでなく、高い連続出力性能と短い充電時間を実現した。また、充電ケーブルを介した電力損失も大幅に低減される。

この結果、最大330kWの急速充電に対応し、バッテリー残量10%から80%までの充電時間はわずか22分。10分間の充電で270km以上の走行に必要な電力を補給することが可能になった。

アクティブエアロダイナミクスを導入

「メルセデス AMG CLA 45 4MATIC+」のエクステリア。
セダンとシューティングブレークは、低速時には収納される「アクティブエアロダイナミクス」が採用された。

セダン、シューティングブレークともに、力強いAMG専用デザインを採用。オプションのイルミネーテッドグリルを備えたAMG専用フロントフェイスが強烈な存在感を放つ。リヤセクションにはディフューザー風デザインを採用し、スポーティな印象をアピールする。

クラス初採用となる「アクティブリヤスポイラー(セダン)」と「アクティブルーフエッジスポイラー(シューティングブレーク)」を採用。AMGに相応しい視覚的なアクセントとなるだけでなく、走行中の空力バランスを最適化し、車両の効率性とドライビングダイナミクスを高める役割も果たしている。

シューティングブレークのアクティブルーフエッジスポイラーは、ガラスルーフとの接続部分をブラック仕上げとし、外側に向かうにつれてボディ同色とすることで、パノラミックルーフがリヤウインドウまで一体的に続く印象を演出。これにより、リヤビューに独特の上質感とエレガンスをもたらしている。

低速走行時には、これらのアクティブスポイラーはボディラインへ完全に格納されるため、停車中や街乗りではクリーンで洗練されたスタイリングが維持される。

アクティブリヤスポイラーとルーフエッジスポイラーは、選択したドライブモードに応じて作動角度が変化。高速域で必要な走行安定性を確保する一方、状況によっては空気抵抗を最小限に抑えることで、航続距離の向上にも貢献する。

「ECO」「Comfort」「Sport」の各モードでは145km/hを超えるとスポイラーが作動。一方、「AMGFORCE S+」と「RACE」モードでは、スポイラーは速度に関係なく直ちに展開される。AMGスポーツステアリングホイールを介した操作により、ドライバーが任意でスポイラーを制御を行うことも可能だ。

アクティブラジエーターシャッター

「メルセデス AMG CLA 45 4MATIC+」のエクステリア。
CLAに採用された「アクティブラジエーターシャッター」もAMG仕様では、制御性能がアップデートされた。

フロントに採用された進化型「アクティブラジエーターシャッター」も、「CLA 45 4MATIC+」の効率性と運動性能向上に大きく貢献。標準のCLAよりも制御性能が向上しており、最高250km/h近くまでシャッターを閉じた状態を維持できるよう最適化された。

これにより空気抵抗を低減し、航続距離の延長と加速性能の向上を実現。さらに、走行風を車体下面へ積極的に導くことで、フロントアクスルに発生する揚力を抑制し、高速安定性の向上にも寄与する。一方、あらかじめ設定されたコンポーネントの温度が一定値に達し、より多くの冷却風が必要と判断された場合のみ、ラジエーターシャッターが開き、冷却モジュールへとフレッシュエアを導入する。

シャッターは冷却レベルに応じて8段階で個別制御され、必要に応じて段階的に展開、最終的には全開状態となる。これにより、冷却性能と空力性能を高次元で両立した。

AMG専用演出を加えたコクピット

「メルセデス AMG CLA 45 4MATIC+」のインテリア。
インテリアはステアリングやシートなどに、AMG専用仕様が導入された。

インテリアは「AMGパフォーマンスシート」、AMG専用スポーツステアリングホイール、専用トリム、高品質なインテリアマテリアルを導入。AMG製モデルとしてのDNAを色濃く表現するとともに、ドライバー中心のレーシング空間が演出されている。

コクピットから操作する「AMGライドコントロール」は、ドライバーの好みに合わせてサスペンションを最適化。「Comfort」「Sport」「AMGFORCE S+」などのモードを選択することで、アダプティブダンピングシステムがサスペンション特性を自在に変更する。各輪の減衰力は走行状況に応じてミリ秒単位で最適化され、高度なドライビングダイナミクスを実現した。

「AMGFORCE S+モード」は、AMG製ハイパフォーマンス直列4気筒エンジン特有のエンジンサウンドを再現。まるで内燃機関モデルを操るようなドライビングフィールが提供される。さらに、仮想変速時には一時的に駆動力を遮断する演出を加えることで、没入感の高い加速フィールを味わうこともできる。

新型「メルセデス・ベンツ CLA」に導入される、新型直列4気筒エンジンに48Vマイルドハイブリッドを組み合わせた、「MMAハイブリッド」。

来年デビューの「メルセデス・ベンツ CLA」が搭載する新開発1.5リッター48V“MMAハイブリッド”システムの先進性

メルセデス・ベンツは、現在開発中の新型「CLA」に、ミラーサイクルを導入した新型1.5リッター直列4気筒エンジンに、48Vマイルドハイブリッドを組み合わせた、「MMAハイブリッド」を搭載する。電気モーターを内蔵する、新開発電動8速デュアル・クラッチ・トランスミッション「8F-eDCT」により、市街地において電動走行が可能になったという。