DEFENDER DAKAR
「ディフェンダー OCTA」をベースに

ディフェンダーは、2026年のダカールラリーのストック(市販車)クラスで優勝した競技仕様車両「D7X-R」を公道走行可能に進化させた「ディフェンダー ダカール」を開発中だ。過酷なラリー環境で鍛え上げられた耐久性とパフォーマンスの頂点を極めた限定生産モデルとして、2027年から受注を開始するという。
今回、ディフェンダー ダカールのデザインプレビューモデルを、モントレー・カーウィークの一環としてカリフォルニアで開催された「ザ・クエイル」で初公開した。会場ではディフェンダーのヘリテージモデルとダカールラリー優勝車両「D7X-R」が並んで展示されたほか、ランドローバー・エクスペリエンスの特設コースでの試乗体験も行われている。
ディフェンダー D7X-Rは、2026年のダカールラリーのストッククラスに初参戦し、初優勝という歴史的な快挙を達成。14日間にわたる過酷な戦いの末、3台のD7X-Rが1位、2位、4位を獲得したほか、10ステージでベストタイムを獲得した。3台は合計2万4000kmにおよぶ総走行距離を走破し、耐久性を証明している。
ディフェンダー ダカールは、競技仕様マシンのD7X-Rと同様に、強靭な「D7x」ボディアーキテクチャー、トランスミッション、ドライブトレインを採用。ベースとなった「ディフェンダー OCTA」の4.4リッターV型8気筒ガソリンツインターボを搭載しており、レギュレーションによる出力制限を受けないため、最高出力635PSという本来のパフォーマンスをフルに発揮。さらに冷却性能を強化したことで、最大トルクは750Nmに達する。
限定生産されるディフェンダー ダカールの技術情報と仕様については、サウジアラビアで開催されるダカールラリー 2027で発表される予定だ。
ラリーカーを思わせる多彩な専用装備

ディフェンダー ダカールは、ビルシュタイン製アドバンストダンパーを備えたコイルスプリングサスペンションに、新型の鍛造20インチホイールにアドバンスト・オールテレインタイヤを組み合わせた、35インチタイヤパッケージを装備。新たなドライブモードとして「デューンズ」と「グラベル」を追加され、過酷で変化に富んだ地形でのスムーズな走行を実現するために競技仕様マシン向けに開発した革新的な「フライト」モードも搭載する。
エクステリアはルーフに装着したライトポッド、固定式メタルルーフ、カーボンファイバー製レイズドエアインテーク、カーボンファイバー製ボンネット、リベット剝き出しの拡張ホイールアーチ、テールゲート・ブランキングプレート、マッドフラップなど、ラリーマシンを思わせるコンポーネントが散りばめられた。
強化された金属製フロントアンダーシールドとアンダーボディプロテクションも、ラリー由来の装備として導入。ボディカラーは「D7X-R」のカラーリングからインスピレーションを得た、ダカールサンドとヤンブーターコイズの組み合わせをはじめ、多彩なカラーオプションを展開する。ナルヴィックブラックとアラスカホワイトでは、マットプロテクティブフィルムをオプションとして選択することも可能だ。
インテリアはラリー由来のディテールとタフラグジュアリーを融合。専用に設計されたレーシングスタイルシートを備えた「2+2」シートレイアウトを採用し、オプションとしてフロントシートには4点式レーシングハーネスを選べるほか、後部収納スペースにはレース用ヘルメットを収めることができるようにデザインされている。ラゲッジスペースには、スペアホイールとエアコンプレッサーを固定するための専用マウントが設けられた。
ディフェンダー担当マネージングディレクターを務めるマーク・キャメロンは、ディフェンダー ダカールについて次のようにコメントした。
「私たちはエンジニアに対し、これまでの限界に挑み、超えるよう求めました。まず、『ディフェンダー OCTA』を『D7X-R』へと進化させ、さらにダカールラリーで優勝した『D7X-R』を公道走行可能な仕様にすることはできないかと問いかけたのです。その結果、誕生したのが『ディフェンダー ダカール』です」
「冒険心を究極の形で具現化したモデルであり、私たちが掲げる不可能を可能にする姿勢を真に反映しました。ディフェンダー・ラリーチームの精神だけでなく、オフロード走破能力における革新も体現しています。この限定生産モデルには、想像しうる最も過酷な環境や極めて厳しい競技条件から、私たちが学んできたすべての知見が注ぎ込まれているのです」
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