KTM グローバル本社施設

KTM・Husqvarna・GASGASの販売台数が91.9%増

2026年上半期、KTM、Husqvarna Motorcycles、GASGASの3ブランド合計販売台数は89,004台となった。前年同期比では91.9%増と大幅に回復している。

モーターサイクル事業の売上高は7億ユーロで、前年同期の3億7,174万ユーロから88.3%増加した。2026年第2四半期単独の売上高は約3億7,000万ユーロ、前年同期比80.8%増となり、とくにストリートモデルカテゴリーの販売が売上拡大をけん引した。

収益性も改善している。2026年第2四半期のEBITDAマージンは8.7%で、前年同期のマイナス55.3%から大幅に改善。上半期全体でも5.4%のEBITDAマージンを確保した。

第2四半期のEBIT(営業利益)は約128万ユーロとなり、事業再編後初の営業黒字を達成。売上総利益率も21.2%まで改善し、継続的なコスト削減施策と事業効率化が進んでいる。

KTM 1390 SUPER ADVENTURE S EVO
KTM 990 RC R
KTM 1390 SUPER DUKE RR TRACK

KTM Japanも販売回復、2026年上半期は1,200台超

日本市場でも販売回復が進んでいる。KTM Japanにおける2026年上半期のKTM、Husqvarna Motorcycles、GASGASの小売販売台数は1,200台を超え、前年同期比約20%増となった。

小売販売台数が卸売出荷台数を上回る状況も続いており、ディーラーネットワーク全体で適正な在庫水準の実現につながっている。日本向け車両の供給も改善しており、2027年オフロードモデルは市場投入および納車スケジュールが通常のサイクルへ回復しつつある。

パーツ、アパレル、アクセサリの供給状況も継続的に改善。KTM Japanは対象モデルへのメーカー保証の拡充に加え、日本国内でモビリティサービスの提供を開始した。正規ディーラーネットワークでは、KTM大阪中央の新規オープンを含めた拡充を進めている。

2026年には新製品の投入も続いた。第1四半期に8機種の新モデルを投入し、第2四半期には限定生産モデルのKTM 1390 SUPER DUKE RR TRACKなどを発売。ラインアップの拡充を進めている。

KTM Japanのジェネラルマネージャー、ケビン・シュトラスマイヤー氏は、日本市場について「2026年上半期の小売販売台数は前年を上回る結果」と説明。車両供給の正常化や部品供給の改善、所有期間を通じたサポート体制の強化、正規ディーラーネットワークの拡充を進めているとした。

KTMは2026年のモータースポーツでも実績、財務基盤も強化

2026年 ダカールラリー優勝
(ルシアーノ・べナビデス)

KTMグループはモータースポーツでも成果を挙げている。2026年のダカールラリーではRed Bull KTM Factory Racingが通算21回目の総合優勝を達成。エンデューロではEnduroGP/Enduro1でジョセップ・ガルシア、FIM SUPERENDUROではビリー・ボルトが優勝した。

2026年EnduroGP / Enduro1 優勝
(ジョセップ・ガルシア)
2026年FIM SUPERENDURO優勝
(ビリー・ボルト)
2026年レッドブル・エルズベルグロデオ
5年連続優勝(マニュエル・レッテンビヒラー)
MotoGP 契約継続
(レッドブル ファクトリー レーシングロゴ)

レッドブル・エルズベルグロデオではマニュエル・レッテンビヒラーが5年連続優勝を達成。MotoGPでは参戦継続を表明しており、850cc新型プロトタイプエンジンのテストも実施している。2027年から2031年までのMotoGP参戦継続へのコミットメントも示している。

財務面では、KTM AGが2026年2月に5億5,000万ユーロのリファイナンスを完了。財務基盤を強化し、今後の事業運営と製品開発投資を支える体制を構築した。

Bajaj Mobility AGのCEO、ゴットフリート・ノイマイスター氏は、第1四半期に続いて第2四半期も事業再建の進展を示す結果になったとコメント。新型モデルの投入やモータースポーツでの成果に加え、販売店の支援によって顧客からの信頼を取り戻していると説明した。

MotoGP 参戦継続を発表(ゴットフリート・ノイマイスター/ピット・バイラー)