
カスタム上級者が惚れ込んだ、唯一無二のデザイン
かつてはフルカスタム仕様のエスティマで専門誌の誌面を飾った経験を持つなど、これまで乗り継いできたクルマには常に自分流のモディファイを加えて来たと語る福岡県在住のプリウスオーナーであるIさん。近年は仕事の多忙さからクルマいじりに割く時間を確保することが難しくなり、“第一線”からは退いた形となっているが、ホイールについては古くから付き合いのある福岡県飯塚市のタイヤ一番イーストで好みのものに交換していたという。中でも度々その選択肢の対象となっていたブランドがマーベリック。
「以前乗っていた50系カムリはマーベリックを2回履き替えました。モデル名称はちょっと忘れてしまいましたが、見た目の雰囲気が自分好みだったんです。ちなみに今、主に家内が乗っているセカンドカーのアクアG’sにもマーベリックを履かせています」
そんなIさんが今年の春、新車購入したのが60系プリウスのZグレード。驚いたことに、ノーマル状態で乗ったのはものの数時間で、納車されたその日のうちにタイヤ一番イーストへと直行。同店代表の東野さんからのアドバイスを受けつつ、カスタマイズが開始されることに。その核となるアイテムとして目がつけられたのが、ウェッズが展開する3ピースのハイエンドシリーズとして知られるクレンツェのバズレイアIDだった。
「メッシュやスポークはこれまでも履いて来たので、今回はどうしてもディッシュでキメたかったんです。クレンツェは伝統あるブランドだということは知ってるし、ウェッズ製品への信頼感もマーベリックで十分理解していたので、安心して選ぶことができました」
Iさんの仕様はバズレイアIDの20インチサイズで、カラーはブリリアントシルバーポリッシュ。リム形状についてはステップリムのノーマルタイプか、ディスクデザインがより一層際立つリバースタイプか、熟考を重ねた結果、後者をセレクト。さらに他との差別化を図るべく、ピアスボルトはブロンズ調のクラシカル仕様とした他、クレンツェのロゴが天面部に記されたフォージドマックガードも装着。不要な色味を排除することで、ポリッシュ仕上げのフェイス部が醸し出す陰影の変化と質感の高さが存分に表現されている。

タイヤ:NT555 G2(235/35)
ディッシュの重厚さを基調としつつ、外周部には段差と捻りを効かせた太めのスポーク形状とするなど、「静」と「動」が同居したデザインを特徴としたバズレイアID。


スポークのエンド部分がリム外周部まで伸ばされていた初代バズレイアに対し、スポークの長さを短縮。全周に渡りピアスボルトが配置された点がバズレイアIDの特色。


1994年のブランド誕生から30年以上に渡り、プレミアムホイールの代名詞として個性派ユーザーたちに愛用されて来たクレンツェ。ディスク部やオーナメントに刻まれたエンブレムは初代から継承されて来たもの。


標準ではシルバーだが、オーナーの好みでブロンズ調の「クラシカル」に変更されたピアスボルト。セミオーダー感覚が楽しめるオプションアイテムが用意されている点も、クレンツェの魅力だ。



シャープなウエッジシェイプが特徴の60系プリウスとの完璧なマッチングを見せるバズレイアID。車高はテインのRX-1(EDFC付き)で実用性の範囲内でのローダウンが行われている。

プリウスオーナーのIさん。「誰もが知っている定番のホイールブランドに頼らず、あえてカスタムファンの方々だけに気づいてもらえるようなフィッティングやアレンジを狙いました」
価格だけでは語れない価値がある、こだわり派に選ばれるバズレイア
「マルチピースのクレンツェは高級路線のドレスアップに最適なブランドとしての評価を頂いていますが、正直なところ20インチクラスはそれなりの価格帯にもなって来るので、気軽にオススメできる製品とは言い難い点はあります。長年に渡りご愛顧を頂いているI様はアフターパーツの分野にとても詳しい方で、同価格帯の他社製品とも十分比較した上でバスレイアを選ばれました。今回で2度目の復刻となったバズレイアですが、単に初期のデザインをそのまま再販するだけでなく、時代の移り変わりを意識した新しいテイストをさりげなく取り入れることで、60系プリウスの前衛的なフォルムにも絶妙にマッチしています。クラシカルピアスボルトやクレンツェモデルのマックガードのロックナットなど、細部への徹底したコダワリも見事だと思います」。

サイズ感やフェンダーアーチとのバランスなど、一人一人のニーズに合わせた足元作りをサポートして来たタイヤ一番イーストの東野さん。
九州最大級のホイール展示数を誇る老舗ショップ
福岡と北九州を結ぶ国道200号線沿い、飯塚市楽市の一角に店舗を構えるタイヤ一番イースト。広々とした店内には人気メーカーのホイールがギッシリ!スジ金入りのドレスアップファンはもとより、初めて社外ホイールを購入するという方にも車種やドレスアップのスタイルに合わせてベストな一本を提案。合わせてエアロパーツや足回りなど、トータルなクルマ作りも得意としている。



八木山(やきやま)バイパス穂波東インターから僅か3分程度。国道200号線に面した店舗は駐車スペースもゆったり。


ピカピカに磨かれたアルミホイールがところ狭しと並んだ店内。ブランドや車のジャンルごとに展示エリアを区分けするなど、選び易さにも配慮がなされている。
【タイヤ一番イースト】
住所:福岡県飯塚市楽市768-1
電話:0948-21-0111
営業時間:10:00~18:30
定休日:毎週火曜日、第3水曜日
時代を超え愛され続ける孤高のディッシュデザイン
初代バズレイアの誕生は今を遡ること20年以上前、2005年のこと。当時は全国各所で大小様々なイベントが行われるなど、まさにドレスアップブームの全盛期。そんな中、ビッグセダンやラグジュアリークーペといった高級車クラスに好評を得ていたのがバズレイア。ワイドなディスク面積を持ったディッシュ形状を基調としつつ、リムとの接合部分には楕円の開口部が設けられ、幅広スポークのスポーティさを加えることで、堂々とした風格の中にアクティブな躍動感を表現。2015年には惜しまれながら生産終了となったが、2020年にバズレイアV2として短期間ながら復刻。今回紹介したバズレイアIDはそこからさらに時を経て、ファンからの熱烈なラブコールに応えるべく一昨年末に2度目のリバイバルを果たした。カラーは今回チェックしたブリリアントシルバーポリッシュの他、ハイパークローム、マットブラックの全3種類を設定。



PHOTO:西野キヨシ TEXT:高橋陽介