2026年9月の軽自動車販売台数トップ10

| 順位 | メーカー・モデル | 販売台数 | 前月比 | 前年比 |
| 1位 | ホンダ・N-BOX | 19,105台 | 137.3% | 88% |
| 2位 | スズキ・スペーシア | 16,088台 | 138.4% | 98.1% |
| 3位 | ダイハツ・タント | 12,158台 | 182.2% | 106.1% |
| 4位 | ダイハツ・ムーヴ | 12,119台 | 193.9% | 89.7% |
| 5位 | 日産・ルークス | 10,332台 | 169.6% | 214.2% |
| 6位 | スズキ・ハスラー | 8,158台 | 134.2% | 102.1% |
| 7位 | 三菱・デリカミニ/eK | 7,505台 | 191.5% | 149.5% |
| 8位 | スズキ・ワゴンR | 5,308台 | 130.5% | 78.7% |
| 9位 | ダイハツ・ミラ | 4,647台 | 206.3% | 109.1% |
| 10位 | ダイハツ・タフト | 4,491台 | 166.9% | 111.8% |
全国軽自動車協会連合会が公表する「軽四輪車通称名別新車販売確報」をもとに作成。通称名については、メーカーごとに同一車名のモデルを合算して集計している。
N-BOXが首位を維持、タントとムーヴは39台差
2026年9月の軽自動車販売台数で首位となったN-BOXは19,105台だった。
8月の13,917台から5,188台増加し、前月比は137.3%。一方、前年同月比は88%となり、前年9月を12%下回った。それでも2位のスペーシアに3,017台の差をつけ、トップを維持している。
2位のスペーシアは16,088台。8月の11,624台から4,464台増加し、前月比138.4%となった。前年比は98.1%と前年同月をわずかに下回っている。
3位にはタントが入った。販売台数は12,158台で、8月の6,672台から5,486台増加。前月比182.2%となり、順位は3位を維持している。前年比も106.1%と前年同月を上回った。
4位のムーヴは12,119台。8月の6,249台から5,870台増加し、前月比193.9%となった。順位は変わらなかったものの、販売台数はタントとほぼ同水準まで伸びている。
両車の差はわずか39台。8月の423台から大きく縮まり、3位をめぐる接戦となった。
5位にはルークスが入った。販売台数は10,332台で、8月の6,093台から4,239台増加。前月比169.6%となり、順位は5位を維持した。特に目立ったのが前年同月比だ。前年9月の4,824台に対して214.2%となり、今回のトップ10では前年からの伸び率が最も高かった。
6位のハスラーは8,158台。8月の6,080台から2,078台増加し、前月比134.2%となった。前年比も102.1%と前年同月をわずかに上回っている。
7位にはデリカミニ/eKが7,505台でランクイン。8月の3,919台から3,586台増加し、前月比191.5%となった。順位は8位から7位へひとつ上昇し、前年比も149.5%と前年同月を49.5%上回っている。
8位はワゴンRで5,308台。8月の4,068台から1,240台増加したものの、順位は7位から8位へ後退した。前年比は78.7%となっている。
9位にはミラが入った。販売台数は4,647台で、8月の2,253台から2,394台増加。前月比206.3%となり、今回のトップ10では最も高い伸び率を記録した。
順位も8月の11位から9位へ上昇し、トップ10に返り咲いている。
10位のタフトは4,491台。8月の2,691台から1,800台増加し、前月比166.9%となった。順位は10位を維持し、前年比も111.8%と前年同月を上回っている。
一方、8月に9位だったアルトは、9月に4,441台を販売したものの、11位へ後退した。10位のタフトとの差はわずか50台。両車とも前月から販売台数を増やしているが、9月はタフトがアルトを上回った。
トップ10全車が前月超え、ダイハツ勢の一部改良にも注目
2026年9月の軽自動車トップ10の販売台数は合計99,911台。8月の64,781台から35,130台増加し、前月比は154.2%となった。8月はトップ10に入ったすべての車種が7月から販売台数を減らしていたが、9月は一転して全10車種が前月を上回っている。
メーカー別では、タント、ムーヴ、ミラ、タフトのダイハツ勢が4車種ランクイン。販売台数の合計は33,415台で、トップ10全体の約33.4%を占めた。
8月は3車種だったが、9月はミラが新たにトップ10入りしたことで、ランクインした車種数も増加している。
このダイハツ勢では、2026年夏にかけて商品改良が相次いで実施された。

7月15日にはタフトの一部改良モデルが発売され、新たに「ラギッドベンチャー」と「アクティブモード」の2種類の特別仕様車が設定された。
続いて7月29日にはムーヴが一部改良され、予防安全機能「スマートアシスト」の検知機能拡充や、アダプティブクルーズコントロールなどの性能向上が図られている。
8月27日にはミラ イースの一部改良モデルが登場。エンジンやECUの変更によって燃費性能を向上させたほか、安全機能の強化や新グレード「X“Limited”」の設定などが行われた。

さらに8月31日にはタントも一部改良され、安全機能の充実に加え、ブラックのアクセントを取り入れた特別仕様車「デイリーツール」が追加されている。
こうした商品改良が9月の販売台数増加にどの程度影響したかは明らかではないものの、ダイハツの4車種がいずれも前月から台数を伸ばした点は注目したい。
また、トップ10圏外では、BYDの軽EV「RACCO」にも動きが見られた。
RACCOは2026年7月28日に国内販売を開始したモデルで、8月の販売台数は81台だったが、9月は442台に増加。前月比は545.7%となった。
トップ10入りにはまだ大きな差があるものの、販売開始から間もない軽EVが今後どのような推移を見せるのかも気になるところだ。
9月はN-BOXとスペーシアが上位2位を維持した一方、タントとムーヴが39台差となり、下位ではミラとアルトが入れ替わるなど、順位をめぐる接戦も見られた。
今後は一部改良が行われたダイハツ勢の販売推移に加え、N-BOXやスペーシアが現在の上位を維持するのか。新たに登場した軽EVの動向も含め、軽自動車販売ランキングの変化を追っていきたい。