ショベルカーは機体重量によって必要な資格が変わる

働くクルマ:ショベルカー

一般に「ショベルカー」と呼ばれる油圧ショベルを工事現場などで操作する場合、機体重量によって必要な資格が変わる。

整地・運搬・積込み・掘削に使用する車両系建設機械では、機体重量3t以上なら「車両系建設機械運転技能講習」、3t未満なら「小型車両系建設機械の運転の業務に係る特別教育」が対象となる。

車両系建設機械運転技能講習の対象には、油圧ショベルのほか、ブルドーザーなども含まれる。技能講習を修了すれば、3t未満を含む対象の車両系建設機械を操作できる。

資格を取得する場合は、都道府県労働局長登録教習機関などが実施する技能講習や特別教育を受講するのが一般的だ。

ここで注意したいのが、公道を走るための運転免許との違いだ。

車両系建設機械の技能講習や特別教育は、工事現場などで機械を使って作業するためのもの。大型特殊自動車に該当する車両を公道で運転する場合には、大型特殊免許が必要になる。

大型特殊免許は18歳から取得でき、指定自動車教習所で教習を受ける方法や、運転免許試験場で直接試験を受ける方法がある。

フォークリフトや高所作業車にも専用の資格がある

ショベルカー以外の働くクルマでも、機械の能力によって必要な資格や教育が変わる。

たとえばフォークリフトでは、最大荷重1t以上なら「フォークリフト運転技能講習」、1t未満なら「フォークリフト運転特別教育」が必要となる。

高所作業車では、作業床の高さ10m以上が「高所作業車運転技能講習」、10m未満が「高所作業車運転特別教育」の対象だ。

いずれも、公道を走行するための運転免許とは別に、仕事で機械を操作するために設けられている資格や教育である。

働くクルマに必要な資格は、車種名だけで決まるとは限らない。機械の重量や能力、行う作業によって条件が変わるため、実際に使用する車両に合わせて必要な資格を確認しておきたい。