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今日は何の日?

■さらなる上級化のために1.8Lエンジンモデルを追加したスタンザ

1978年11月6日に追加された日産「スタンザ1800 Maxima GT-E」

1978(昭和53)年11月6日、日産自動車は小型乗用車「ステンザ」に、1800シリーズを新設定した。スタンザは、1.6Lエンジンを主体にした上級志向の小型乗用車として1977年8月にデビューしたが、新たに1.8Lエンジン車を追加することで、走行性能を高めるとともに、より上級化して小さな高級車を目指した。

スタンザのベースとなった2代目バイオレット

1973年1月にデビューした日産初代(710型)「バイオレット(ハードトップ)」

1971年8月にモデルチェンジした4代目「610型ブルーバードU」が、大型・上級化して車格が上級へ移動したため、「サニー」との間を埋めるために1973年1月にデビューしたのが、初代「バイオレット(710型)」である。

日産初代(710型)「バイオレット ハードトップ1600 SSS」

バイオレットは1977年5月に2代目(A10型)へモデルチェンジして、先代のやや丸みを帯びたデザインから、510型ブルーバードに近い直線基調のシャープなスタイリングとなった。ボディは、4ドアセダンと“オープンバック”と名付けられたハッチゲート付の3ドアクーペの2種が設定された。

パワートレーンは、先代から引き継いだ最高出力80ps/最大トルク11.5kgmの1.4L 直4 OHV、100ps/13.5kgmの1.6L 直4 SOHC(キャブ仕様)、同エンジンの110ps/13.8kgmの1.6L直4 SOHC(インジェクション仕様)の3種エンジンと、4速/5速MTおよび3速ATの組み合わせ。駆動方式は先代同様FRが踏襲された。

車両価格は83.8万~107.9万円(セダン)/93.6万~111.4万円(クーペ)に設定され、堅調な販売で滑り出した。

1977年5月にデビューした日産初代「オースター」

また、バイオレットが2代目へとモデルチェンジした同日に、兄弟車「オースター」がスポーティな小型車としてチェリー店系からデビューした。ちなみに、バイオレットは日産店系である。

上級志向のスタンザの登場で3兄弟が揃う

1977年8月にデビューした日産初代「スタンザ」

2代目「バイオレット」とその兄弟車「オースター」が登場した3ヶ月後の1977年8月、サニー店系から兄弟車「スタンザ」がデビューした。これにより、“バイオレット・オースター・スタンザ”の3兄弟が出来上がった。

バイオレットがブルーバードの下に位置するファミリー志向、オースターがスポーティさを売りにしたのに対して、スタンザはラグジュアリーコンパクト“小さな高級車”を目指した。

スタンザは、当初は4ドアセダンのみだったが、カスタム系とスポーティ系の2グレードが設定された。スタイリングはバイオレットベースだが、よりフォーマルでフロント周りはセドリック風で高級感を演出。内装についても、上級トリムや装飾を多用し、さらにエアコンなど快適装備も積極的に採用し、小型車としては豪華に仕立てられた。

日産A10型「スタンザ」搭載の1.6L L16Eエンジン

パワートレーンは、1.4Lエンジンは搭載されずに、バイオレットにも搭載された100ps/13.5kgmの1.6L 直4 SOHC(キャブ仕様)、110ps/13.8kgmの同インジェクション仕様の2種エンジンと、4速/5速MTおよび3速ATの組み合わせ、駆動方式はFRが踏襲された。

車両価格は、94.6万~124.2万円と、装備が充実している分小型車としてはやや高額だった。当時の大卒初任給は9.6万円程度(現在は約23万円)だったので、単純計算では現在の価値で227万~282万円に相当する。

スタンザの上級イメージをさらに高めるため1800シリーズを追加

1978年11月のこの日、初代「スタンザ」に設定された1600シリーズに、1.8Lエンジン搭載の1800シリーズが新設定された。

日産「スタンザ1800 Maxima GT-E」のリアビュー

3兄弟の中で1.8Lエンジンを搭載したのはスタンザだけであり、3兄弟の中でスタンザの上級志向をより鮮明にする狙いがあった。また、サニー店系列は小型車中心の販売網だったため、小型車枠内でスタンザ1800シリーズをサニー店の旗艦モデルとする狙いがあったのだ。

日産「スタンザ1800」のコクピット
日産「スタンザ1800」のキャビン&シートアレンジ

1800シリーズのパワートレーンは、最高出力105ps/最大トルク15.0kgmを発揮する1.8L 直4 SOHC(キャブ仕様)、115ps/15.5kgmの同インジェクション仕様の2種エンジンと、4速/5速MTおよび3速ATの組み合わせ。

日産 Z18S型エンジン(ブルーバード)

車両価格は105.7万~132.7万円に設定、1600シリーズよりも約10万高額だった。国内ではファミリー志向のバイオレットが人気を獲得したが、スタンザは欧州で「ブルーバード」名で販売され、パワーアップした1800シリーズを中心に海外戦略車として人気を獲得した。

80年代の歴代スタンザ

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当時は、1976年7月にデビューした5代目(810型)「ブルーバード」が1.8Lエンジンを主力としたミッドセダンとして存在していたが、スタンザ1800シリーズはブルーバードより廉価な小型上級車、まさに小さな上級車として売り出し、存在感を発揮したのだ。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。

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