純正の雰囲気を残した外装にこだわりの足まわりを投入!

軽量コンパクトなボディにFRレイアウトを組み合わせたスズキ・カプチーノ。ここで紹介するのは、日光サーキットで40秒495という好タイムを記録するクルマ。
外装は純正の雰囲気を大切にしたシンプルな仕上がり。フロントバンパーには九州のカプチーノ専門店、ピューパ製を採用するが、ボンネットやフェンダー、サイドステップ、リアバンパーは純正を維持。リアには純正オプションのウイングを装着している。

足まわりにはシュピーゲル製車高調をベースに、ラルグス製スプリングを組み合わせる。フロントは12〜14kg/mm程度の高めのバネレートを採用し、リアは6kg/mmのスプリングにヘルパースプリングを追加。サスペンションの伸び側ストロークを確保することで、タイヤの接地性向上を狙っている。

注目したいのはタイヤサイズだ。装着するのは165/55R15という細身のタイヤ。ワイドタイヤに頼ることなく、足まわりのセッティングと軽量な車体を活かしてタイムを追求している。
HT07タービン換装 LINK制御で100ps超を狙う

エンジン内部はノーマルながら、タービンにはHT07を採用。純正より大きなタービンを組み合わせ、パワーアップを図っている。
エンジン制御にはフルコンピュータのLINKを導入。細かなセッティングを可能にするとともに、ダイレクトイグニッション化も実施。さらにARC製インタークーラーや社外ラジエーターを装着し、冷却系も強化。現在の出力は約100psと推定しており、仕様としては120psあたりが狙えるという。

駆動系は機械式L.S.D.を備えるが、他車から譲り受けたものでメーカーや詳細な仕様は不明だ。
ABSやトラクションコントロールを持たず、ホイールベースも短いカプチーノだけに、ドライビングには難しさもあるという。それでもオーナーは「結構素直に動いてくれる」と評価。FRらしい挙動を活かせるテクニカルコースでは、とくに高い戦闘力を発揮する。

10月の日光サーキットでは、気温が23度と高めでありながら40秒6を刻む。初めて履いたというPOTENZA RE-71RZのグリップ力も加わり、真冬に記録したベストのコンマ2秒落ちだった。
次なる目標は日光サーキット39秒台。長年乗り続けてもなお、タイム短縮への挑戦は終わらない。

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