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二輪JAIA試乗記 from editor's room 景色なんて眺めている場合じゃない! ドゥカティXディアベルSはとんでもない喧嘩屋だ[2/2]

  • 2018/05/08
  • ニューモデル速報 小泉 建治
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片持ちスイングアームを採用しているため、リヤタイヤを右側から見るとまるでクルマのようだ。上に向かって突き出た二本出しマフラーもド迫力で、なおかつリヤホイールをしっかり見せる取り回しになっている。

回りたがるエンジンをなだめるので精一杯

 海岸沿いの自動車専用道路に入っても印象は変わらない。とにかくエンジンの元気が良いから、スロットルを一定に保ってトルクの波に身を委ねるのは難しい。前走車をどこで抜くか、パトカーや白バイはいないか、そんなことばかり気になってしまうのはまるでスーパースポーツと同じではないか。車線変更時のヒラリとした身のこなしが気持ちいいのもクルーザーらしからぬ。

 この自動車専用道路の出口ランプには少々タイトなコーナーがあって、クルーザーやヘリテイジ系モデルでは油断をするとすぐにステップを擦ってしまうのだが、Xディアベルにはそんな気配は微塵もない。試乗時間が限られていたために叶わなかったが、これならワインディングでもかなり楽しめそうだ。

 一方で直線の続く自動車専用道路では、回りたがるエンジンをなだめるので精一杯である。これでアメリカ横断なんてしようものなら、精神的に落ち着かなくてくたびれ果ててしまいそうだ。景色を眺めながらクルージングを楽しむのなら、やっぱりハーレーダビッドソンとか、ホンダ・ゴールドウイングとか、ヤマハ・スターベンチャーとかのほうが向いているんだろう。
 
 ただし都会をヒラヒラと駆けぬけ、気持ちが乗ったら郊外のワインディングまで、といった使い方なら、Xディアベルほど適した相棒もいないかもしれない。刺激に溢れていながら、ポジションはきつくないし、低速トルクもあるから発進に気を遣う必要もない。

 そう考えると、これは新種のストリートファイターなのではないか。ストリートファイターとは、スーパースポーツのカウルを取っ払ってアップハンドル化させるカスタムスタイルのことで、後に市販モデルのカテゴリーとして定着している。歴史が浅い分、定義も曖昧だ。だからXディアベルをクルーザーではなく、ストリートファイターの新しい形と表現してもあながち間違いではないだろうし、このバイクのキャラクターが伝わりやすいかもしれない。

 ストリートファイターを直訳すれば喧嘩屋だが、見た目も乗り味も、ここまでその言葉にピッタリのバイクもないと思ったのである。

前方に足を投げ出すクルーザースタイルながら、ステップがかなり高い位置にあるためバンク角は40度と、このカテゴリーとしてはかなり深い。またこのステップは前後のポジションを3段階に変更することが可能だ。
シート高は755mmとさすがに低い。深くえぐられたサドルのような形状はいかにもクルーザーだが、リヤシートのデザインとコンパクトさはまるでスーパースポーツだ。随所にバックスキンがあしらわれ、質感はかなり高い。

ドゥカティ Xディアベル S
ホイールベース:1615mm  車両重量:247kg エンジン形式:L型2気筒DOHCターボ 総排気量:1262cc ボア×ストローク:106.0×71.5mm 圧縮比:13.0 最高出力:112kW(152ps)/9500rpm 最大トルク:126Nm/5000rpm トランスミッション:6速MT タイヤサイズ:Ⓕ120/70ZR17 Ⓡ240/45ZR19 車両価格:274万円

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