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見た目以上に乗りやすい!? 400クラスの新作シングルスポーツ 話題の新作、ハスクバーナ“スヴァルトピレン401”街乗り徹底試乗

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ディテール解説

フロントブレーキは大径(φ320mm)シングルのディスクローターにラジアルマウントされたBYBRE製対向4ピストンタイプのキャリパーを採用。油圧ケーブルは金属メッシュを使用したエアロクィップタイプだ。
スポーツスタイルには珍しいスポークホイールとアルミリムの組み合わせ。シルバー色とブラックスポークはなかなか新鮮だ。フロントフォークはWP(以前はホワイトパワーと呼ばれた)製φ43mmの倒立式フォークを採用。樹脂製のフェンダーステーデザインもユニーク。
クロームモリブデン鋼パイプを使用したトレリスフレーム。水冷DOHCエンジンは吊り下げられる様にリジッドマウントされている。単気筒ならではのスリムな車体構成が印象深い。
フロントと同じくWP製のリヤ・モノショックは、エキパイ直近まで前方にレイアウト。バリアブルピッチの白いコイルスプリングとオレンジのバンプストップラバーが目立つ。リンク機構は持たないシンプルな構造でサスストロークは150mm。ちなみにフロントは142mmだ。
車体下から右側後方へコンパクトにハネ上げられたブラックマフラー。白文字のブランドネームが誇らしげだ。排気音は歯切れが良く軽快。
一見オーソドックスな丸形ヘッドライトだが、LEDを駆使した最新デザインを採用。リング状に光るラインライトは都会的な雰囲気を醸しだす。
若干アップしたワイドなパイプハンドルにはボルトオンされたブリッジが追加されてシッカリ感が増している。タンク上は、タンクバッグなどの固定に便利だが、専用品は国内向けにはリリースされていない。
丸いシングルメーターはシンプルなデザインながら、中央に少し小さな丸形液晶ディスプレイが採用されて、多彩な表示を賄う。
デザイン的にはごく一般的な左側ハンドルグリップ周り。ただスイッチ類の白い絵文字は透過光式になっており、夜間はイルミネーションで浮き上がる仕組み。オートバイではかなり進歩的な新設装備として新鮮味を覚えた。
右側スイッチはエンジンキルスイッチとセルスターターボタンのみ。左側同様に夜間には絵文字のイリミネーションがきれいに輝く。
つながりの良いダブルシートは前後セパレートタイプ。キーロックで後席を外し、次に前も外せる仕組み。合理的で扱いやすいデザインだ。表皮とクッションは硬めだが、グリップが良くスポーツライディングでも扱いやすい。
2本の太いゴムベルトで車載工具が固定されていた。収納スペースは望めないがETCぐらいは入れられそうだ。

足着きチェック

シート高は835mm。車体はスリムだが、腰高な印象。写真でもわかる通り足付き性チェックでは両踵が浮く。とは言え軽量な車体でバイクを支えるのに不安感は感じられない。

■スヴァルトピレン401主要諸元■

●エンジン
エンジン形式:水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒
総排気量:373cc
ボア×ストローク:89×60mm
最高出力:32kW/9,000rpm
最大トルク:37Nm/7,000rpm
始動方式:セル式
変速機:6速
一次減速比/二次減速比:30:80/15:45
クラッチ:スリッパークラッチ
マネージメント/イグニッション:BOSCH製EMS

●シャシー
フレーム:クロームモリブデン鋼
トレリスフレーム(パウダーコート)
サスペンション(F):WP製倒立フォークφ43mm
サスペンション(R):WP製モノショック
サスペンションストローク(F/R):142mm/150mm
ブレーキ(F/R):ディスクφ320mm/ディスクφ230mm(BOSCH9.1MB2チャンネル)
※ABSは解除可能
キャスター角:65°
ホイールベース:1357±15.5mm
最低地上高(無負荷):170mm
シート高:835mm
燃料タンク容量:約9.5ℓ
乾燥重量:約150kg

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