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KATANA伝説はココから始まった! 新型カタナの登場でブーム再び! 旧型カタナ カスタム一挙/東京モーターサイクルショー2019・スズキ

  • 2019/03/25
  • MotorFan編集部 北 秀昭
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写真はヨシムラがプロデュースしたGSX1100Sカタナ改。

新型カタナの登場で再び脚光を浴びる、旧型のカタナ(GSX1100S)たち。東京モーターサイクルショー2019でも、カッコいい旧型カタナが多数展示された。
PHOTO/REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)

ヨシムラJAPAN GSX1100S カタナ改

超豪華&超高性能な「手曲チタンサイクロン」を奢るブラックカタナ

 西部警察の「鳩村仕様」をイメージさせる、渋いブラックカラーにドレスアップされた1100カタナ改。

 ヨシムラが誇る、豪華なチタン手曲サイクロンマフラー、TMR-MJN40キャブレター(デュアルタックファンネル仕様)、ST-L1カムシャフト、アルミエンジンカバー、マグネシウムヘッドサイドカバーなどでカスタマイズ。
 ウインカーの位置変更など、カスタムセンスの高さにも注目だ。

SD BROS MOTORCYCLE

前後18インチ!外装、エンジン、足周りを徹底カスタマイズ

 ホイール径を前後18インチに変更(ノーマルはフロント19インチ、リヤ17インチ)した、“究極のカタナ改”と呼ぶべき超カスタム。

 エンジンはヨシムラ製φ74ピストン(ノーマルはφ72の1075cc)で1135ccにボアアップされ、ヨシムラ製ST-1ハイカム、DID SPLカムチェーン、TSS製スリッパークラッチなどでチューニング。排気系はTNKエンジニアリング製チタンマフラーでポテンシャルアップされている。

 足周りは前後にブレンボ製4ポットキャリパー、ハイパープロ製φ43フロントフォークなどで徹底強化。外装はカーボン製で軽量化されるなど、カタナの外観を崩すことなく細部まで入念に仕上げられている。

【SPEC SHEET】
≪ブレーキ≫
BUILD A LINE フロントブレーキホース T-TYPE ステンブラック
BUILD A LINE リヤブレーキホース ステンブラック
BUILD A LINE クラッチホース ステンブラック
サンスター プレミアムレーシング フロントローター φ320
サンスター リヤローター φ220
ブレンボ (F)4ポット レーシングキャリパー
ブレンボ (R)4ポット ビレットキャリパー
ゲイルスピード ビレットラジアルブレーキマスター
ゲイルスピード ビレットクラッチホルダー

≪冷却≫
アールズ ラウンド オイルクーラーキット ♯6 9インチ16段 ブラック

≪マフラー≫
TNKエンジニアリング チタンマフラー
マーベリック カーボンサイレンサー

≪吸気≫
ヨシムラ ヨシムラミクニTMR-MJNφ40 デュアルタックファンネル仕様

≪ホイール≫
PMC アルミニウム鍛造ホイール MATRIX

≪駆動≫
しゃぼん玉 ゲイルスピード用リヤスプロケット 530-45T ポリッシュ
EK 3Dチェーン 520コンバート

≪タイヤ≫
ダンロップ α-13(F110/80ZR-18・R160/60ZR-18)

≪サスペンション≫
ハイパープロ φ43フロントフォーク ブラック/ゴールド
ハイパープロ ツイン式リヤショック 特注カラー

≪ハンドル≫
サンセイ セパレートハンドル
サンセイ カーボンハンドルバー

≪ステップ≫
アグラス バックステップ ZRX1200用

≪車体≫
ワンオフ ビレットステム
ウイリー スイングアーム 5角目の字 RXコート仕様
カーボンドライジャパン フレーム カーボンドライプロテック
フレーム補強 3箇所

≪エンジン≫
ヨシムラ φ74ピストン 1135cc(STD φ72 1075cc)
ヨシムラ ハイカム ST-1
ヨシムラ DID SPLカムチェーン
TSS スリッパークラッチ
ピストンピン DLC処理

≪外装≫
しゃぼん玉 カーボンアッパーカウル
しゃぼん玉 カーボンテールカウル
しゃぼん玉 スモークスクリーン
しゃぼん玉 カーボンフロントフェンダー
ピーター アルミタンク
To'sカスタム スプリームシート加工
SD BROS MC CR-1ガラスコーティング

≪電装≫
モト ガジェット モトスコープ クラシックメーター
ASウオタニ SP2フルパワーキット

ユニコーンジャパン GSX1100S ULTIMATE

テレビドラマ「西部警察」のブラックカタナをオマージュ

 “石原軍団”が出演した大人気テレビドラマ「西部警察」で、舘ひろしが扮する鳩村刑事が乗っていたカタナをオマージュしたカスタム。

 新車以上の美しさとコンディションを狙う、同社のレストアスタイル「BESPOKE(ビスポーク)」の究極の進化形「ULTIMATE」を目指した一台だ。

 外装をブラックに変更し、テール周りをショート化するなど、鳩村仕様のフォルムにカスタマイズ。

 カフェレーサースタイルのシングルシート、同社製スイングアーム、ヨシムラ製ブラックアブソリュートキャブレター、モトガジェット製メーター、マグネシウム鍛造ホイール、フルチタンマフラーなどで構成。

ユニコーンジャパン GSX1100S アルティメット・雷神

同社のレストアスタイル=BESPOKE(ビスポーク)を導入

 こちらも「BESPOKE(ビスポーク)」の究極の進化形「ULTIMATE」を目指したカタナ。アルミタンク、マグネシウム鍛造ホイール、フルチタンマフラーなどのパーツも盛り込まれている。

 「BESPOKE(ビスポーク)」とは、車両を全バラにし、フレーム単体にするとこから作業を開始。隅々までバリ取りし、溶接跡も研磨作業を実施するシステム。

 エンジンも全て分解し、各パーツのバリ取り、ブラスト加工、特殊耐熱加工、ミッションなどのWPC加工、各部のバランス取り、バルブ研磨、ポート研磨など、エンジンの精度を限界まで上げるチューニングを実施するという徹底ぶりだ。

スズキ GSX1100S カタナ ファイナルエディション(フルノーマル)

2000年に登場した、貴重な1100カタナの最終モデル

 写真はスズキブース、新型カタナのすぐ近くに展示されていた、GSX1100Sカタナのファイナルエディション。

 1981年にヨーロッパへ輸出開始されたカタナ1100。長年高い人気を誇っていたが、エンジン設計の古さゆえ排ガス規制に対応しきれず、2000年をもって生産終了。ファイナルエディションとして、1100台が国内で限定発売された。同モデルは即時完売。カタナの人気の高さを改めて知らしめた。

 エンジンは海外仕様のフルパワー111PSから、1994年から発売された国内仕様と同じく95PSにデチューン。(※1994年より、これまで750ccだった国内の二輪排気量の上限が撤廃された)

 ホイールはデザインを従来と同一の星形としつつも、初めてチューブレスタイヤを採用。貧弱だったフロントブレーキは、φ270mmソリッドディスクから、φ300mmフローティングディスクに変更されている。

 フロントブレーキキャリパーはスライド1ポットから、対向型4ポットに強化。ステップフレームは、溶接ではなくボルト止めになるなど、当時の最新モデルに相応しい改良が施されている。

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