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【お手本3台】スーパーカブをアメリカンスタイルで楽しんでみる。

  • 2019/12/04
  • MotorFan編集部 北 秀昭
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初期型スーパーカブ・C100にも採用の、懐かしいOHVエンジンとダウンドラフト式キャブレターを採用したカブカスタム。

凄腕コンストラクターにかかれば、カブもこんなに美しくてカッコ良く、しかも個性的なフォルムへと大変身!ここではアメリカン風にカスタマイズされた、3台の作品をご紹介しよう。
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
※月刊モト・チャンプ誌(2012年2月号)より

リアフェンダー部のデザインカットもお見事!

製作:ファニーカスタム&サービス ベースマシン:スーパーカブ

 製作したのは、数々の4MINIカスタムを生み出してきた「ファニーカスタム&サービス」のFunnyさん。こんなにカッコ良くて個性的なフォルムに仕上げた製作者のウデとセンスには、ただただ脱帽。

 前後ホイールは、リム部に14インチのリトルカブ用を、ハブに他車用(ディスクブレーキ車)を組み合わせ。前後タイヤは、三ツ星製スノータイヤ(廃版)をチョイスしている。

 斬新なリアフェンダーのチョップ加工、デザイン性を重視した後付けのエンジンハンガー、オシャレなジョッキーシフトなど、スーパーカブをアート(芸術)の領域へと導いている。

 スーパーカブらしさを残すため、レッドカラーのカスタムシートは、ノーマルと同じく、開閉式を採用。ホワイト&ブルーの外装類とのマッチングも絶妙だ。

エンジンは初期型のC100と同じOHV(オーバー・ヘッド・バルブ)型。キャブレターはC100にも採用のダウンドラフト式をチョイス

 エンジンは、初期型のスーパーカブ・C100にも搭載の、懐かしい横型OHV(オーバー・ヘッド・バルブ)型を搭載。OHVエンジンはプッシュロッドという長い棒を介してロッカーアームを動作させ、バルブを開閉させるシステムだ。

 OHVエンジンは、現行のOHC(オーバー・ヘッド・カムシャフト)エンジンに比べ、高回転域においてバルブ開閉が安定しにくいのが特徴。ただし、正統派カブフリークには今でも根強い人気を誇っている。

 キャブレターは初期型のスーパーカブ・C100にも採用されたダウンドラフト式をチョイス。全体のバランスを考慮し、オフセット形状のマニホールドや、90°の角度を付けたエアファンネルをコーディネイト。

 クランクケース、クラッチカバー、キックペダルなど、随所にメッキ処理を施し、カスタム感をアップさせているのも見逃せないところだ。

地を這うような超過激なチョッパースタイルにカスタム

製作:コーンカスタムサイクルズ ベースマシン:スーパーカブ

 トップスピードを競い合う、最高速レーサーのカウルを取り外した時のフォルムをイメージして製作されたカブカスタム。

 横型エンジンを搭載する直線的なフレームは、すべてワンオフ。極限まで寝かせたフロントフォークは、CD50用の正立型を流用。スポークが巡った17インチホイールは、ワンオフかと思いきや、外国製の市販品を加工装着。

 このカスタムは開発途中のもの。保安部品などを取り付けた、ストリートフォルムに仕上げたいとのこと。

 メインフレームは、リアホイール側からネック部まで、まっすぐに伸ばした形状。フレーム内には、リアフェンダーを一体化させた細長いワンオフのガソリンタンクをセット。

 また、その上には、厚さ10mmのアルミブロックを数個積み重ね、削り加工したアルミシートをレイアウト。ストリート仕様車は、このシートをベースに、革張りとなる予定。

過激でド派手なロー&ロングフォルム!

製作:ガレージ ワークス ベースマシン:スーパーカブ

 ブルーラメのペイントでゴージャスにドレスアップされたカブカスタム。フレームのネック角を限界まで寝かせ、フロントフォークを突き出すとともに、アールを付けた超ロングスイングアームで大胆なまでにロー&ロング化。

 ノーマルの17インチホイールには、ワイドタイヤを組み合わせてヘビーな足周りを演出。上方に突き出たハンドルは、フロントフォークから流れるような形状にデザイン。

 ホワイトカラーのグリップ&ステップなど、アクセントの効いたアイテムも随所に投入。過激でド派手なアメリカンスタイルに導いている。

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