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奇抜なのはデザインだけではない。MVアグスタ・DRAGSTER 800RR試乗 

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MV AGUSTA・DRAGSTER 800RR.......2,442,000円  同SCS.......2,574,000円

2020年型の新グラフィック登場(800 RRは2月、同SCSは5月から発売予定)

プレミアムなデザインは異色と言うより異彩を放つ。

⚫️足つき性チェック(ライダー身長168cm)

⚫️ディテール解説

◼️主要諸元◼️

◼️ライダープロフィール

⚫️ディテール解説

個性的なフロントマスクは縦に長い異形楕円形状のヘッドランプをスラントさせ、サイドからながめるとフロントフォークの傾斜と平行になる。
φ43mmの倒立式フロントフォークはマルゾッキ製。ダブルディスクブレーキはφ320mmのフローティングローターにブレンボ製対向4ピストンキャリパーをラジアルマウント。
幅も前後長もコンパクトに仕上げられた水冷の直(並)列3気筒エンジン。トレリスフレームにリジッドマウントされて、それ自体も強度メンバーに加わえられている。
スイングアームは左側の片支持方式。ご覧の通りドリブンスプロケットとリヤディスクローターの間でリヤハブを支持している。
ハブ右側のオフセットされた位置で支持される異色レイアウト、リム幅6.0のスポークホイール。ブレーキディスクはほぼ中央に位置。黄緑色のアクセントをあしらった黒いカラーリング等、見るからにプレミアム感たっぷり。
ワイドなハンドルはステアリングトップブリッジと平行して少し高い位置にセットされたステーの左右部分にクリップオンされたセパレートタイプ。その下部にはステアリングダンパーが装備されている。バーエンドミラーはステーを介して前方へオフセット。後方確認時の視線移動が少なく配慮されている。
ハンドル左側の各種スイッチ。最下位置にプッシュキャンセルウインカー、その上にホーンボタン。赤いプッシュスイッチはヘッドランプ光軸の上下切り替えスイッチだ。左側のシーソースイッチは中央部の長押しで起動して各種モード切り替えに使用する。
最下位置にある赤いスイッチはエンジンキル及び始動用スイッチ(長押しでモード切り替えにも対応)。ENGINE MAPは出力特性の切り替えができる。上はハザードスイッチだ。
横に長いモノクロの液晶ディスプレー・メーター。下方にブロック表示が右に伸びる回転計。左上の数字はギヤポジションを示す。右上はENGINE MAPの選択状況が表示される。
空中を後方に伸びるツートンカラーのダブルシート。前席クッション下も左右方向が素通しのデザイン、とても個性的である。
一体のシートは脱着式。トレリスフレームエンド左側のキー操作でロックが解除できる。中に見えているのはABSコントロールユニットだ。
オリジナリティのあるテールランプデザイン。シートエンド下部にセットされている。黄色のアクセントラインも含めて奇抜なデザインである。

◼️主要諸元◼️

エンジン形式:4ストローク DOHC 12バルブ 3気筒 12バルブ
総排気量:798cc
圧縮比:13.3:1
始動方法:エレクトリック
ボア×ストローク:79.0mm×54.3mm
最高出力:103kW(140hp)/12,300rpm
最大トルク:87Nm(8.87kgm)/10,100rpm
エンジンマネージメント:MVICS イグニッションシステム
           (MOTOR & VEHICLE INTEGRATED CONTROL SYSTEM)
 4モード(ノーマル・スポーツ・レイン・カスタム)
 8段階調節トラクションコントロールシステム
 EAS(クイックシフター アップ・ダウン)
ミッション:6速
クラッチ:湿式多板クラッチ

全長×全幅:2,035mm×935mm
ホイールベース:1,400mm
シート高:845mm
最低地上高:135mm
タンク容量:16.5L
車両重量:168kg(乾燥重量)

フレーム:スチールパイプ ・トレリスフレーム
スイングアーム:アルミニウム ・シングルサイドスイングアーム
フロントサスペンション:MARZOCCHI φ43mm 倒立フォーク
リヤサスペンション:プログレッシブ シングルショック
ブレーキキャリパー(前/後):brembo 4ピストン ラジアルマウント/brembo 2ピストン
ブレーキディスク(前/後):φ320mmフローティング ダブル/φ220mmシングル

ホイール(前/後):スポーク3.50″×17″ /6.00″×17″
タイヤ(前/後):120/70-17 / 200/50-17

◼️ライダープロフィール

元モト・ライダー誌の創刊スタッフ編集部員を経てフリーランスに。約36年の時を経てモーターファン バイクスのライターへ。ツーリングも含め、常にオーナー気分でじっくりと乗り込んだ上での記事作成に努めている。

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