SUBARU FORESTER
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SUBARU LEVORG LAYBACK

フォレスターの後席の広さはクラストップレベル

ボディ全長はレイバックの方が115mm長く、全高は160mmほど低い。車内の頭上空間はフォレスターの方が当然広く、後席の膝まわりもフォレスターの方がレイバックよりも拳1つぶんほど広くなっている。

全高が低いうえルーフが後傾しているレイバックは、天井トリムを大きく抉ることで成人男性でも窮屈になならないヘッドクリアランスを確保しているものの、後席の居住性はフォレスターが上だ。また、グラスエリアが広いフォレスターの方が車内の開放感も高い。

荷室寸法はフォレスターが長さ928mm×幅1100×高さ887mm、レイバックが1070mm×1100mm×771mmとなる。後席格納時の荷室全長はどちらも2000mm近いため車中泊も十分に行なえるが、天井が高いフォレスターの方が快適に過ごせることだろう。

基本的な車内装備は同等だ。もっとも安価なグレードでも両車にはシートヒーターが前後4座に標準で備わり、後席にはベンチレーション機能まで備わる。どちらもバックドアはハンズフリー機能が標準装備だ。

細かな機能の違いを挙げるとすれば、後席のシートがフォレスターは6:4分割可倒であるのに対し、レイバックが4:2:4分割となっている点と、フォレスターには後席近くまで広がる大開口のサンルーフオプションがある点くらいだろう。

スバル フォレスター SPORT
ボディサイズ=全長4655mm×全幅1830mm×全高1730mm
ホイールベース=2670mm
車両重量=1640kg
タイヤサイズ=225/55R18(前後)

スバル レヴォーグ レイバック リミテッドEX
ボディサイズ=全長4770mm×全幅1820mm×全高1570mm
ホイールベース=2670mm
車両重量=1600kg
タイヤサイズ=225/55R18(前後)

ターボモデルの動力性能と燃費性能は同じ! 大きな違いはオフロード性能

両車に搭載されるパワートレインは、どちらも1.8L 水平対向4気筒ターボエンジンのシンメトリカル4WDでありスペックに差はない。どちらも燃料はレギュラーガソリンで、WLTCモード平均燃費は両車ともに13.6km/L。速度域によって若干の燃費差はあるが誤差程度の違いとなる。

もっとも大きな違いは、ロードクリアランスの悪路支援機能“X-MODE”の有無だ。オフロードの走行も想定されるフォレスターには、レイバックよりも20mm高い220mmの最低地上高と優れた対地障害角が与えられるうえ、路面状況に応じたモード選択で駆動力を適切に制御してくれる“X-MODE”が備わる。

対するレイバックは、フォレスターよりも低い重心によるオンロードでの高い運動性能と良好な乗り心地が特徴だ。レイバックは、ベースとなるレヴォーグの車高を引き上げただけのモデルではなく、サスペンションダンパーは専用品が与えられている。また、レイバックのアイポイントは、フォレスターより約90mmも低いため運転時の安定感や安心感にも大きく関わってくるはずだ。

オン/オフロード問わず、どのようなシーンでも安定した性能を発揮するフォレスターに対し、レイバックは山岳道路やワインディングなどを快適かつハイペースで走行するのに最適な性能が与えられている。

スバル フォレスター SPORT
エンジン形式=水平対向4気筒ガソリンターボエンジン
排気量=1795cc
最高出力=177ps/5200-5600rpm
最大トルク=300Nm/1600-3600rpm
トランスミッション=CVT
駆動方式=4WD

スバル レヴォーグ レイバック リミテッドEX

エンジン形式=水平対向4気筒ガソリンターボエンジン
排気量=1795cc
最高出力=177ps/5200-5600rpm
最大トルク=300Nm/1600-3600rpm
トランスミッション=CVT
駆動方式=4WD

レイバックの方がお買い得だが、予算が許すならフォレスターを選びたい

両車の最廉価グレードとなるフォレスター “SPORT”の価格は404万8000円、一方、レイバック “リミテッドEX”は399万3000円でほぼ同額だ。

しかしレイバックは、渋滞路などで手放し運転が可能な“アイサイトX”が標準装備となる“EX”がもっとも安いグレードに設定されている。フォレスターのターボモデルでアイサイトXが欲しい場合は、約14万円高となる“SPORT EX(419万1000円)”を選ばなくてはならないのだ。

そのうえ、フォレスターでは13万2000円のオプション扱いとなっている“ハーマンカードンサウンドシステム”がレイバックで標準装備だ。フォレスターの“SPORT EX”と同じ額を出すなら、レイバックは標準で本革シートが備わる特別仕様車“ブラックエディション(424万6000円)”も選択肢に入る。

表示価格は同じくらいでも、実質的な価格はレイバックの方が明らかに安い。また後席の広さで劣るとはいえ、日常用途ならレイバックでも困るシーンは少ないだろう。しかしオフロード走行をせずとも、ブラッシュアップされたフォレスターの内外装と広い室内空間に加え、オプションの大型サンルーフは魅力的だ。

価格が高いものの、より万能性が高いのはフォレスターの方となる。2台のうち、どちらかの購入で迷っているならフォレスターを選んでおけば後悔しないはずだ。レイバックは買い得感が高いモデルではあるものの、やや特殊な用途向けのクルマと言わざるをえない。

車両本体価格